真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.07.11 09:33
新種牡馬オルフェーヴル「屈辱」の惨敗!? 世界最高峰セレクトセールで史上7頭目の三冠馬に突き付けられた、あまりにもシビアな「現実」とは
編集部
そこは確かに、俗世間とは隔離された現代の桃源郷だった。
だが、その”住人”たちとなる国内外の資産家たちは、決してただ気の良いお金持ちではなかったようだ。いや、多大な社会的成功を収めている人々だからこそ、逆に”順調でないもの”に対してはシビアな判断を下すのも人一倍早いのかもしれない。
10日に北海道苫小牧のノーザンホースパークで「セレクトセール2017」の初日が開催されたが、今年の新種牡馬で「2強」を形成しているオルフェーヴルとロードカナロアで、早くも明暗がくっきりと分かれた。
まだセールも序盤の19頭目、ロードカナロア産駒としては2頭目の登場となったキングスローズの2016。今年のクラシックを賑わせたサトノアーサーの半弟ということで大きな注目を浴びていたことは確かだが4000万円から始まったセリは、たちまち高騰。最終的には1億8000万円と、この日5番目の高値を記録した。
他にも、合計20頭が上場したロードカナロア産駒は軒並み好調。元からの期待の大きさと類稀なスピードを感じさせる実績が評価され、買い手がつかない主取りもわずか1頭に留まる好景気だった。
対して、期待の大きさの割にイマイチ奮わなかったのが、ロードカナロアと共に今年の新種牡馬として覇権を争うオルフェーヴルの産駒たちだ。
合計15頭が上場したが主取りが3頭もおり、最高落札額はウィーミスフランキーの2016の6200万円とロードカナロア産駒の約1/3に留まった。ちなみにロードカナロア産駒の第2位も9200万円を記録しており、オルフェーヴル産駒の最高額はロードカナロア産駒の第3位タイとなっている。なお、両産駒のベスト10の詳細は次ページの通りだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
キタサンブラック血縁も……セレクトセール2017の注目馬は? いきなり落札価格2億6000万円の衝撃!今年も億超え続出
ゴールドシップ初産駒がセレクトセールに登場予定!! 順調な種牡馬生活を送るも気になるのはあの”ムラッ気”!?
「セレブすぎる馬」のデビューはいつ? 2億7000万円「アドマイヤアゼリ」はサトノダイヤモンドと争ったあの「良血馬」の弟
史上最高売り上げに英国EU離脱ショックも関係なし!セレクトセール2日目はサトノダイヤモンドの鬱憤を晴らす『里見無双』総額13億2,700万円のお買い上げ!
大盛況のセレクトセール初日は今年も売上レコード更新!最高額2億6,000万円は今年のダービー馬「マカヒキ似」と友道調教師