GJ > 競馬ニュース > 「競馬の歴史」から“抹消”  > 2ページ目
NEW

JRAの「隠匿」? シンザン、ハイセイコー、オグリキャップ「競馬の歴史」から”抹消”された往年の銃刀法違反騎手

【この記事のキーワード】, ,

「マヤノトップガン 松永幹夫」

 20世紀の競馬を彩った名馬が18頭並んだ”夢の出走馬”には、当然ながらかつての「騎手」も同時に表記されている。

 例えば、ミスターシービーの吉永正人騎手であり、ナリタブライアンの南井克巳、シンボリルドルフの岡部幸雄、エルコンドルパサーの蛯名正義など、その組み合わせだけで当時の情景に思いを馳せられるような名コンビもあれば、優先順位の都合上、タイキシャトルの横山典弘や、エアグルーヴのO.ペリエなど、良い仕事をした代打騎手が騎乗していることもある。

 しかし、マヤノトップガンはその競走人生の中で松永幹夫騎手とコンビを組んだことは一度もない。現役時代が被っているので、今でもファンの間で語り草となっているナリタブライアンとの伝説の阪神大賞典にも参戦しているが、”ミッキー”が騎乗していたのは遥か後方で敗れたアワパラゴンである。

 マヤノトップガンに最も相応しい表記されるべき騎手は、間違いなく主戦だった「田原成貴」元騎手だろう。しかし、有馬記念で1年ぶりの勝利に導いたトウカイテイオーにも安田隆行騎手が表記されているなど、まるで競馬史から”抹消”されたかのように、夢の出走馬に「田原成貴」の名は存在していなかった。

 現役時代、武豊騎手が競馬界の顔になるまでは『天才』と呼ばれていたほどの名手であり、その後も『元祖・天才』とファンから根強い人気を誇っていた田原成貴元騎手。

 しかし、調教師に転身した騎手引退後の2001年には、銃刀法違反・覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、調教師免許を剥奪。その後も度重なる薬物所持、傷害容疑などで複数回逮捕され、JRAは田原成貴に対して無期限の関与停止処分を下している。

JRAの「隠匿」? シンザン、ハイセイコー、オグリキャップ「競馬の歴史」から”抹消”された往年の銃刀法違反騎手のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
  10. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは