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JRAの「隠匿」? シンザン、ハイセイコー、オグリキャップ「競馬の歴史」から”抹消”された往年の銃刀法違反騎手

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「マヤノトップガン 松永幹夫」

 20世紀の競馬を彩った名馬が18頭並んだ”夢の出走馬”には、当然ながらかつての「騎手」も同時に表記されている。

 例えば、ミスターシービーの吉永正人騎手であり、ナリタブライアンの南井克巳、シンボリルドルフの岡部幸雄、エルコンドルパサーの蛯名正義など、その組み合わせだけで当時の情景に思いを馳せられるような名コンビもあれば、優先順位の都合上、タイキシャトルの横山典弘や、エアグルーヴのO.ペリエなど、良い仕事をした代打騎手が騎乗していることもある。

 しかし、マヤノトップガンはその競走人生の中で松永幹夫騎手とコンビを組んだことは一度もない。現役時代が被っているので、今でもファンの間で語り草となっているナリタブライアンとの伝説の阪神大賞典にも参戦しているが、”ミッキー”が騎乗していたのは遥か後方で敗れたアワパラゴンである。

 マヤノトップガンに最も相応しい表記されるべき騎手は、間違いなく主戦だった「田原成貴」元騎手だろう。しかし、有馬記念で1年ぶりの勝利に導いたトウカイテイオーにも安田隆行騎手が表記されているなど、まるで競馬史から”抹消”されたかのように、夢の出走馬に「田原成貴」の名は存在していなかった。

 現役時代、武豊騎手が競馬界の顔になるまでは『天才』と呼ばれていたほどの名手であり、その後も『元祖・天才』とファンから根強い人気を誇っていた田原成貴元騎手。

 しかし、調教師に転身した騎手引退後の2001年には、銃刀法違反・覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、調教師免許を剥奪。その後も度重なる薬物所持、傷害容疑などで複数回逮捕され、JRAは田原成貴に対して無期限の関与停止処分を下している。

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