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キタサンブラック「坂路3本」追いはどうなった? 今秋、異例のハード調整”消滅”が意味するものは最強馬の「完成」か、それとも……

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 この秋、屈辱の宝塚記念からの復権へ――。

 現役王者キタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)が、虎視眈々と復活の準備を整えている。今秋は、春秋連覇が懸かった天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念と王道路線を歩むことが決定。最大のライバルだったサトノダイヤモンドがフランスの凱旋門賞で結果を残せなかった以上、本馬に掛かる期待は「競馬人気そのもの」に直結するほど大きなものになるはずだ。

 そういった事情は、当然ながらキタサンブラック陣営も織り込み済み。すでに先月半ばには帰厩を済ませており、入念な調整が重ねられている。休み明け初戦となる天皇賞・秋から「勝ちに行く」仕上げを施してくることは間違いといえるだろう。

 ただ、そんな中でも春とは明らかに「変化」した部分があるようだ。

「清水久詞厩舎といえば、馬を鍛えて強くする今時珍しいスパルタ調教で有名な厩舎ですが、このキタサンブラックは、まさにその調教方針の結晶のような存在です。特に、この春は清水調教師が『負荷が足りない』という理由で、本馬に1日3本の坂路調教を敢行して大きな話題になりました。

 ただ、2本やる厩舎も稀な中での坂路3本乗りに『オーバーワークではないか』という声もあり、識者やメディアの間では様々な議論を呼びました。そういうこともあってか、この秋はここまで3本乗りを一度も敢行していないんですよね。追い切りそのものは相変わらずしっかりと行われていますが、坂路1日2本すらありませんし、あくまで”普通の馬”の調整になっています」(競馬記者)

 確かに、今春のキタサンブラックは3月に帰厩すると、早々に坂路3本追いを敢行している。その後も週1ほどのペースで異例のハード調整を行い、休み明け初戦だった大阪杯(G1)からはち切れんばかりの馬体を披露して完勝。続く天皇賞・春(G1)でディープインパクトのレコードを塗り替える驚異的な走りを見せる姿は、まさに常識の枠を超える調教によって鍛え上げられた「大器の完成」を予感させた。

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