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武豊騎手の願いも届かず……凱旋門賞(G1)盛り下がりで「キタサンブラック挑戦して」の声も、そもそも「無理」な事情が?

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 日本時間1日に開催される世界最高峰レース・凱旋門賞(仏G1)。今年はサトノダイヤモンド、サトノノブレスの2頭が出走を予定しているが、国内はすでに「トーンダウン気味」である。

 やはり今月に開催された前哨戦フォワ賞(G2)で、この2頭が欧州馬に軽く捻られ惨敗したことが要因だろうか。完敗の原因は多岐にわたるようだが、これまでの日本の有力馬は前哨戦を勝利、好走してきた歴史もあるため、トーンが一気に下がってしまうのも当然か。もちろん、本番の逆転を信じるファンもいるのだろうが、最強女王エネイブルの存在など、欧州勢もやはり強い。

 日本的には、ここ数年では一番盛り上がりに欠けそうな今年の凱旋門賞。そんな中で「アノ馬」の出走を改めて願う声が殺到している。

「キタサンブラックですね。今年の春の天皇賞ではサトノダイヤモンドを完封してレコード勝利。これまで積み上げたG1競走5勝は紛れもなく現役トップです。展開不問、馬場への適応能力も高いタイプで、欧州独特のソフトな馬場もこなせるのでは……と期待されていました。

しかし、夏のグランプリ宝塚記念を9着惨敗となってしまったことで、オーナーの北島三郎氏が海外挑戦をしない意向を示し、国内専念となってしまいました。天皇賞勝利までは北島氏も欧州遠征を視野に入れていたのですがね。今回のサトノダイヤモンドを見る限り、キタサンブラックのほうが通用したのでは、という声は非常に多いです」(記者)

 キタサンブラックの主戦である武豊騎手も「キタサンブラックは欧州が向いている」と海外遠征を熱望したが、北島オーナーにその願いは届かなかった。

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