天皇賞・秋(G1)ソウルスターリングに「克服不可能」な課題!? C.ルメール騎手が語る毎日王冠「最大の敗因」とは
ソウルスターリング(競馬つらつらより)29日の天皇賞・秋(G1)に向け、出走馬唯一の3歳牝馬ソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が巻き返しに燃えている。
古馬初対決となった前走の毎日王冠(G2)は本馬にとって、まさに悪夢のような結果だった。
ここまで6戦5勝。桜花賞(G1)ではキャリア初の敗戦を喫したが、続くオークス(G1)ではきっちりと巻き返して再び世代の頂点に立った。しかし、異例の天皇賞挑戦の試金石となった前走の毎日王冠では、単勝2.0倍の1番人気に支持されながらも8着に敗戦。馬券圏外へ脱落するのは、初めてのことでもあった。
一体、何があったのだろうか。
「レース前はテンションが高かった。ゲートでチャカチャカしていた。(逃げたのは)1番枠だったし、行く馬がいなかったから」
レース後、主戦のC.ルメール騎手は冷静に敗因を振り返っている。その言葉通り、レース直前はいつになくイレ込んでおり、少なからぬ消耗はあったはずだ。さらに有利と思われていた最内枠も、結果的に仇になった。「ゲートでチャカチャカしていた」という言葉通り、タイミングが合わずにやや出負けしたからだ。
その瞬間、ルメール騎手が最も懸念したことは、内で包まれて何も出来ないままレースが終わってしまうことだったはずだ。
例えば、昨年の桜花賞(G1)を単勝1.5倍で迎えたメジャーエンブレムは、スタートで外から被せられると内々で包まれたまま、本来の走りが出来ずに終わった。その際、ルメール騎手は積極性がなかったとして、メディアからの糾弾の矢面に立たされている。JRAに完全移籍した2015年から、ここまで周囲から叩かれたのは初の経験だったのではないだろうか。今回のソウルスターリングも単勝2.0倍の1番人気とあって、状況は似ていた。
無論憶測に過ぎないが、結果的にルメール騎手はここで脚を使ってでも進路を確保。「内で包まれるくらいなら」という瞬時の判断だったが、その結果「1番枠だったし、行く馬がいなかった」という言葉通り、キャリア初の逃げという形になった。
この中間で、毎日王冠の敗戦を振り返った藤沢和雄調教師が「初めて逃げる形になって戸惑った面もあるんじゃないか」とコメントしているように、それがソウルスターリングに微妙な影響を与えたことは否定できない。
しかし、それ以上に気になったのが、レース後のルメール騎手の「この距離では直線で速い脚が使えなかった」という言葉だ。
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