真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.10.27 16:17

藤田菜七子騎手がJRA一番乗りで「No.1若手騎手決定戦」予選通過! 16年ぶりに誕生した「アイドル騎手」から「乗れる若手」へ進化した軌跡
編集部

もう、彼女のことを競馬界の「お飾り」という人はいないはずだ。
26日、全国の若手騎手がポイントを争う『ヤングジョッキーズシリーズ』の船橋ラウンドが行われ、東日本1位の藤田菜七子騎手(美浦・根本康広厩舎)が3着、4着とポイントをまとめてファイナルラウンドへの進出を「当確」させた。
ここまで盛岡ラウンドの第2戦で勝ち星を挙げるなど、JRA全体でも総合2位につけていた藤田菜七子騎手。この日も1レース目を後方から追い上げて3着、2レース目はしぶとく粘って4着と多彩な騎乗を見せ、着実にポイントを加算。
早々に東日本3位以内を確定させ、12月27日に大井競馬場で、28日には中央の中山競馬場で開催されるファイナルラウンドへの進出を決めた。
昨年、JRAとしては16年ぶりとなる女性騎手誕生として、デビュー当初から一般的なニュースやメディアも巻き込んでの社会現象となった「藤田菜七子フィーバー」。その愛らしいルックスや、剣道や空手で培った抜群の身体能力などが話題となり、厳しい壁に跳ね返されてきた女性騎手の歴史を覆すような活躍が期待された。
しかし、1年目は年間わずか6勝。メディアも勝利するたびに報道し、ファンも根強く支え続けたが、いつしかフィーバーは完全に沈静化。結果が伴わない注目度から「人気だけのアイドル」「競馬界のお飾り」など陰口も聞かれるようになり、やがて世間の関心も他へと移っていった。
本人の中でも「本当は、もっと技術だったり結果だったりを見てもらえるように頑張らないといけないのに……。自分の未熟さを余計に感じることも正直多かった」(スポーツ報知)と小さくはないジレンマを感じていたようだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- 宝塚記念(G1)武豊の起用は「懲罰交代」が濃厚か…G1初勝利の若手が失った関係者の信頼、師匠の逆鱗に触れた「問題行動」の裏側
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!