真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.11.06 07:54
武豊とスマートレイアー最後の挑戦! 悲願のエリザベス女王杯制覇へ”芦毛の名牝”に立ち塞がる「世界のムーア」と「数奇な運命」
編集部

「もうひと花咲かせてあげたい」
ただその思いを遂げたくて、武豊騎手はスマートレイアー(牝7歳、栗東・大久保龍厩舎)の騎乗依頼を受けた。先月9日の京都大賞典(G2)。その日は盛岡で南部杯(G1)が開催され、主戦を務めるコパノリッキーは1番人気。G1制覇のチャンスだった。
「本当に悩みました。悩んで、悩んで、また悩んで。今回は、より長いつきあいとなったスマートレイアーに乗せてもらうことにしました」
自身が連載する『週刊大衆』のコラムに、そう当時の心境を綴っている武豊騎手。率直に述べて、客観的には断るデメリットはそう大きくないように感じられた。何故なら、仮にスマートレイアーに乗らなくとも、エリザベス女王杯(G1)には有力な3歳馬リスグラシューで出られることが濃厚だったからだ。
初めて出会った2013年のデビュー戦から「いずれ、大きな勲章を獲れるはず――」そう思い続けて5年が経った。7歳を迎えたスマートレイアーは、今や押しも押されもせぬ強豪として名を馳せていたが、未だG1タイトルには手が届いていない。
ここまでG1に挑むこと8回。昨年など、悲願達成を求めて香港まで遠征したが、5年前の秋華賞(G1)の2着が最高という結果に終わっている。それはキャリア27戦の内、17戦で手綱を執った主戦騎手にとっても大きな心残りに違いない。
だからこそ、武豊騎手はスマートレイアーと「最後の勝負」を懸けることを決めた。
PICK UP
Ranking
11:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- ミスターシービー、ウオッカ、ヒシマサルの意外な共通点…馬名の由来は興味深いエピソードの宝庫【競馬クロニクル 第47回】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- M.デムーロ「干され疑惑」に元JRA藤田伸二氏が反論!? 「ミルコは超絶上手いよ!」悩めるイタリアン不振最大の理由は「○○」にある?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬














