GJ > 競馬ニュース > 【福島記念(G3)展望】
NEW

【福島記念(G3)展望】戸崎圭太騎手を確保し万全の態勢が整ったサンマルティン!悲願の重賞制覇のチャンス到来か!?

【この記事のキーワード】, ,
【福島記念(G3)展望】戸崎圭太騎手を確保し万全の態勢が整ったサンマルティン!悲願の重賞制覇のチャンス到来か!?の画像1

 今年の福島開催の締めくくりとなる福島記念(G3)が12日(日)に開催される。当日は京都競馬場で行われるエリザベス女王杯(G1)の陰に隠れる形となり注目度は低くなりがち。だが、ハンデ重賞という事もあり毎年配当的にもおいしそうな繰り広げられる。

 今年も楽しみなメンバーが出走を予定しているが、初の重賞制覇を目指すサンマルティン(セ5、美浦・国枝厩舎)がレースの中心となりそうだ。前走の小倉記念(G3)ではタツゴウゲキにハナ差で敗れて重賞制覇を逃したが、斤量差があったことを考慮すれば能力的な負けではなかったはずだ。早くから期待されていた良血馬であるが、気性に難がありレースで力を発揮できないことから去勢手術を実施。手術後のレースでは掲示板を外したことが無いだけに、ようやくの重賞制覇も現実味を帯びてきた。また、ここまで3戦騎乗して2勝、2着1回と抜群の相性を見せる戸崎圭太騎手が継続騎乗するということも重賞制覇の強力な後押しになりそうだ。トップジョッキーが惚れ込む素質を秘めたサンマルティンが、初の重賞制覇を成し遂げることはできるだろうか。

 重賞で好走を続けるスズカデヴィアス(牡6、栗東・橋田厩舎)も侮ることはできない。4走前の大阪杯(G1)で喫した11着の大敗以外は、金鯱賞(G2)での3着など安定した結果を残しているだけに、G3のハンデ戦ならチャンスは十分。今年に入り6戦しているが全て2000mのレースで、陣営はこの距離をベストな条件と考え出走させているようだ。夏に同じコースで行われた七夕賞(G3)では0.4秒差の4着となっているが、この時は最後方からの追い込む競馬だった。もう少し前目の位置取りからの競馬が出来れば、差し切り勝ちもあり得るはず。

 今年のスプリングS(G2)を制したウインブライト(牡3、美浦・畠山厩舎)だが、このレースで再び実力を示すことはできるだろうか。連勝で華々しく重賞勝ちを飾り、その後は皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)とクラシック戦線を戦い抜いたが見せ場はなし。休養明けとなった前走毎日王冠(G2)は、古馬の実力に跳ね返される苦しいレースとなってしまった。スプリングS(G2)勝利という実績を考えればを能力は高いはず。休養明けの叩き2戦目、ハンデも軽くなるここでは上積みが期待できる。これまでの不甲斐ない走りを払拭するようなレースを見せて欲しいところ。

 経験豊富なマイネルミラノ(牡7、美浦・相沢厩舎)はトップハンデとなるが克服できるか。重賞の常連で今回も斤量58㎏と見込まれているが、4月の福島民報杯(OP)では57.5㎏でも勝利した実績があり、軽視することはできない。今年の夏場のレースでは結果を残せなかったが、前走のオールカマー(G2)ではこの馬らしく逃げ粘り4着と復調気配を見せた。自分の得意の形に持ち込めれば久しぶりの勝利も狙えるはずだ。

 このほかにも小倉記念(G3)で3着だったフェルメッツァ(牡6、栗東・松永厩舎)や、末脚が堅実なベルーフ(牡5、栗東・池江厩舎)など実力馬が多数出走する予定。

 例年以上の盛り上がりとなること間違いなしの福島記念(G3)。悲願の重賞初制覇を目指すサンマルティンにとっては絶好のチャンスとなるだろうが、一筋縄ではいかないハンデ戦でどのような展開が待っているか。レースは12日(日)の15時20分に福島競馬場で発走予定となっている。

【福島記念(G3)展望】戸崎圭太騎手を確保し万全の態勢が整ったサンマルティン!悲願の重賞制覇のチャンス到来か!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  2. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  3. 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い
  4. ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  7. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  8. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  9. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  10. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか