チャンピオンズカップ(G1)「出遅れなければ」ゴールドドリーム!? 世界的名手ムーアとのコンビで春秋制覇へ
ダートの頂上決戦、チャンピオンズカップ(G1)が今週末に開催される。今年はディフェンディングチャンピオンのサウンドトゥルー、新星テイエムジンソクや今年の帝王賞を制したケイティブレイブ、単独歴代G1最多勝を狙うコパノリッキーなど、確かな実力を持つ馬たちがしのぎを削ると予想されている。
それらの馬の陰で、ひっそりと勝利を狙っているのが、今年のフェブラリーS(G1)覇者のゴールドドリーム(牡4歳、栗東・平田修厩舎)だ。
今年の春にベストウォーリアとの叩き合いを制し、新世代のダート王に君臨したゴールドドリーム。奇しくもレース前日には父馬ゴールドアリュールが急死。初G1戴冠は亡き父への弔い星となった。
だがその後、満を持してアウォーディー、アポロケンタッキーらとともにドバイワールドカップ(G1)に参戦するも14頭立ての14着と惨敗。世界の壁に跳ね返されてしまう。そして国内復帰戦となった帝王賞競走(G1)で7着、南部杯マイルCS(G1)で5着と、ファンを裏切るかのような凡走を繰り返している。
「前走、ゴールドドリームは夏を超えて馬体、能力ともに成長を遂げたと評判で、陣営も自信をのぞかせていました。ですがゲートでごちゃついて出遅れしまい、上がり最速34.4秒を記録するなど復活の兆しこそ見せたものの無念の5着に終わっています。
陣営は前走と同じ轍を踏まぬようにしっかりとゲート練習に時間を費やしたとのこと。さらにチャンピオンズカップでタッグを組むのは世界No.1との呼び声も高いR.ムーア騎手です。先週は騎乗機会5連勝を含む1日6勝の大活躍をするなど調子を上げてきているよう。スタートをキレイに決めることさえすれば、勝ち負けに絡むこともありえるのではないでしょうか?」(記者)
「netkeiba.com」が公開している予想オッズでは、ゴールドドリームは11人気とされるなどあまり人気を集めるとは見られていないようだ。上半期のダートマイル王に輝いた同馬がNo.1騎手とのタッグを組み、事前予想をいい意味で裏切り、完全復活を果たすことはできるのだろうか? 発走は12月3日、15時30分からを予定している。
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