衝撃の「クラシック”当確”」レコードに戦慄……超新星オブセッションが「オルフェ超え」の4馬身差圧勝で日本ダービーへ名乗り!
勝利騎手インタビューに応じたルメール騎手が、いつになく上機嫌なのも当然だ。記録した1:45.6は、後の皐月賞馬イスラボニータが2013年の東京スポーツ杯2歳S(G3)で叩き出した1:45.9の2歳レコードを更新するもの。馬場状態が良かったとはいえ、破格の時計で来年のクラシックの本命候補となった。
「最初は流れに乗れませんでしたが、ペースが速かったので心配はしていませんでした。跳びが大きいのでエンジンが掛かるのに時間が掛かりましたが、強いエンジンを持っています。パワーもありますね。いいペースだったのでよく伸びました」
昨年もサトノアーサーが上がり3ハロン32.7秒という、2歳馬離れした瞬発力を披露して話題となったシクラメン賞。しかし、昨年は1000m通過が65.3秒という極端なスローペースからの瞬発力勝負だった。それとは打って変わって今年は1000m通過が59.0秒と締まった流れになっただけに、より価値がある。
厳しい流れで他馬が止まり気味になった分、ゴール前の手応えは本馬の強さが浮き彫りになった。
「来年のクラシックを意識させられる素晴らしいレースでしたが、オブセッションは終始舌を出し続けてレースするなど、まだまだ子供っぽさが抜けていません。スタートでダッシュがつかないため、どうしても後方からの競馬になりますし、ルメール騎手がデビュー戦で『他馬を怖がっていた』と話していたことからも、まだまだ課題は多いと思います。
ただ、そんな状況であれだけのパフォーマンスなだけに、相当な器であることは確か。同じディープインパクト産駒で『2歳No.1』に評価されているワグネリアンとの比較はまだ早いと思いますが、伸びしろという点では粗削りな本馬の方があるんじゃないでしょうか。いずれにせよ、今後が楽しみですね」(競馬記者)
また、紛れが少なく力通りに決まりやすい阪神外回りの1800mコースをレコードで快勝したことには、大きな価値がある。
例えば、今年の皐月賞馬アルアインは阪神外回りの1800mを1:46.5という好時計で快勝しており、3歳春までにそれを上回る時計を叩き出したのは、3冠馬オルフェーヴル、ダービー馬キズナ、変則2冠馬ディープスカイ、今年の日本ダービーで1番人気に推されたアドミラルという錚々たる名馬がズラリと並ぶ。
無論、馬場差などで一概には断言できないが、それらの名馬を上回るレコードを阪神外回りの1800mコースで叩き出したオブセッションが、すでにクラシックを強く意識できる立場にあることだけは間違いないだろう。
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