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【徹底考察】安田記念(G1) リアルスティール「初のマイル戦で見せるのは進化か退化か。『鍵』は世界のマイル王モーリスからの意外な『支援』」

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fukunagayuuichi0325.jpgリアルスティール(競馬つらつらより)

『考察』

 3歳クラシックは期待されながらも皐月賞(G1)と菊花賞(G1)で2着するなど勝ち切れない競馬が続いていたリアルスティールだったが、古馬となった前走のドバイターフ(G1)でついに念願のG1制覇。

 G1ホースとして堂々と安田記念(G1)に乗り込んできたが、今度は「世界のマイル王モーリスの快進撃を止める」という大仕事に挑むこととなった。

 まず、単純にリアルスティールがモーリスに勝てるのかという考察だが、世代も違い、これまで一度も戦ったこともなく、ましてやリアルスティールは初のマイル戦。どのようなデータを持ち出しても、根拠の薄い推測の域を出ないだろう。

 ただ、リアルスティールが初のマイル戦で発揮できる力が「50%」なのか「80%」なのか「100%」なのか、はたまた「120%」なのか。その推測は比較的容易にできそうだ。

 リアルスティールに限らず、これまで中長距離を走ってきた馬がマイル戦に参戦する際に最も大きな懸念とされるのが「ペースについて行けるのか」ということだ。

 ちなみに昨年の安田記念のスタート3ハロンのタイムは「34.3秒」。これは良馬場の安田記念としては遅い方で、平均的には34秒を切るか切らないかくらいのペースで推移する。ちなみに過去10年の最速は2009年の「33.4秒」だ。

 その点、リアルスティールのこれまでのスタート3ハロンのタイムの最速は共同通信杯(G3)と皐月賞(G1)の「35.2秒」(ドバイターフは推定36台)。これは本馬クラスの一流の古馬としては、極めて遅い時計だ。

 つまり、リアルスティールのキャリア9戦は、すべてスローペースで行われている。言い換えると、本馬は安田記念でこれまで経験したことのないペースで走る可能性が高いということだ。

 0.1秒を競う競馬、ましてや短距離戦で1秒以上ペースが速くなる影響は極めて大きい。もしも今年の安田記念が上記した2009年の「33.4秒」というペースになれば、リアルスティールはついて行くだけでも苦戦を強いられるはずだ。

 ただ、そういった点で今回はリアルスティールに大きな「追い風」が吹いている。

 今年の安田記念の1次登録はわずか16頭。それもすでにダノンプラチナとメイショウマンボが回避を表明しており、最高でも14頭しか出走してこない。

 競馬は小頭数になるとペースが落ち着く傾向にある。これまでほぼフルゲートで行われてきた安田記念の歴史の中でも、唯一14頭に落ち着いたのが1999年。スタート3ハロンのタイムは「35.2秒」で、これなら十分に対応可能だ。

 ちなみに1999年の勝ち馬はエアジハード。他にもグラスワンダーやシーキングザパール、キングヘイローにアグネスワールドなど、他陣営が安田記念を敬遠したがる心情も十分理解できるハイレベルなメンバー構成だった。

 そういった点でモーリスの最大のライバルとなるリアルスティールが、今回の安田記念が小頭数になる要因の一端となっているマイル王の存在に感謝しなければならないのは、なんとも面白いところである。

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