真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.12.14 08:42
有馬記念(G1)キタサンブラック「完全燃焼」へ豪快リハ!「未完の大器」返上へあの”穴馬”に復活の兆し!
編集部
いよいよ24日に迫った大一番・有馬記念(G1)に向け、ここが引退レースとなるキタサンブラック(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎)が1週前追い切りを行った。
ラストランだからといって、手を抜くつもりはない。いや、これが最後だからこそ、強いキタサンブラックをファンの記憶に焼き付けたい――。現役最強馬を管理する陣営にとって、そんな気迫が伝わってくる猛烈なリハだった。
13日、栗東のCウッドコースで行われたキタサンブラックの1週前追い切り。騎乗した黒岩騎手(レースは武豊騎手)が「これが最後(のレース)なので目一杯やった」とコメントした通り、7ハロンを追われる意欲的な内容だった。全体は95.1秒と目立って速いものではないが、ラスト12.2秒は上々の動き。何よりも、併せ馬を交わしたゴール通過後もしっかりと追われていたことには好感が持てる。
これまでの宝塚記念と有馬記念は3着、3着、2着、9着と敗れ続けた。G1競走6勝を誇る歴史的名馬にとって、唯一足りないものがグランプリの勲章だ。
しかし、敗因ははっきりとしていた。上記の挑戦は、いずれも休み明け3走目。すべてのレースで全力投球してしまうこともあり、最後にはお釣りがなくなってしまうと陣営は分析していた。その傾向が顕著に表れたのが、陣営にとって悪夢となった今春の宝塚記念の9着惨敗だった。
それを踏まえ、この秋は明らかにこれまでのパターンに変化が見られた。管理する清水久詞調教師の「鍛える時期は終わった」という発言通り、坂路3本乗りなど常識を超えた調整を行わなくなったキタサンブラック陣営。当初は「大丈夫か?」という疑問の声も聞かれたが、天皇賞・秋ではしっかりと結果を残し、再び現役最強をアピールしている。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛