真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.12.14 19:25
JRA史上”最強”の朝日杯……「怪物」グラスワンダーが見せつけた伝説の「幕開け」と衝撃
編集部
※イメージ画像:グラスワンダー 『JBISサーチ』より
今年も2歳王者を決める朝日杯フューチュリティS(G1)がいよいよ開幕する。
今回はダノンプレミアム、タワーオブロンドン、ステルヴィオなど将来性を期待される素質馬に加えて、カシアス、アサクサゲンキなど重賞制覇の経験を持つ馬も顔を揃える。
朝日杯FSは前身の朝日杯3歳S時代から、翌年のクラシックを占う上で重要なレースとして位置づけられている。そして、過去にはミホノブルボン、ナリタブライアン、バブルガムフェロー、ローズキングダム、ロゴタイプなど古馬になってもさまざまなカテゴリーで活躍する競走馬を輩出した。2014年から中山ではなく阪神競馬場の開催になったが、2歳王者決定戦の位置づけは変わらない。
歴代の名馬たちの登竜門的な側面を持つ朝日杯だが、なかでも未だにファンの語り草となっているのは、「怪物」グラスワンダーが登場した1997年のレースだろう。
95年にアメリカで産まれのグラスワンダーは父シルヴァーホーク、母アメリフローラ、母の父ダンジグという血統。現地のセリ市で25万ドルと後の活躍には見合わない額で落札され、日本のノーザンファーム空港牧場に送られた。
入厩時からその素質を高く評価されていたグラスワンダーは97年9月の新馬戦でデビュー。2番手から4角ほぼ先頭の競馬をして3馬身差で快勝。続くアイビーステークスでは打って変わって後方からの競馬を展開して5馬身差で勝利を収める。さらに重賞初挑戦となった京成杯3歳ステークス(G2)では、1人気1.1倍の圧倒的な支持に応えるかのように、2着に6馬身差つける圧勝を飾った。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛