JRA理事長「2歳戦改革ある」ホープフルS(G1)を筆頭に「問題山積」の2歳戦に日本中央競馬会のトップが示した「見解」と「今後」
昨年G1昇格を果たし、前年比362.9%となる112億円を売り上げたことで興行的には「大成功」と評価されたホープフルS(G1)。
だが、その一方で長年「一年の総決算」として親しまれてきた有馬記念(G1)でフィナーレを迎えなくなった日程や、阪神JFや朝日杯FSといった既存の2歳G1との兼ね合いなど、未だ問題が山積している状況にあることに変わりはない。一般の競馬ファンからも数多くの不満が上がっているようだ。
ここ数年、JRA(日本中央競馬会)は日本ダービー直後から開幕する2歳戦に対し、積極的に”メス”を入れてきた。
特に目立ったのはアルテミスS(G3)や京都2歳S(G3)、サウジアラビアRC(G3)といった2歳重賞の増設であり、今や「過多」「乱立」という声もある。その上で、ホープフルSが新たに3つ目のG1となれば、必要性に対して疑問が上がるのはある意味当然だろう。
そういった中、JRAで第15代理事長を務める後藤正幸氏が『週刊ギャロップ』(サンケイスポーツ)の1月7日号の取材に応じ、2歳戦に対する今後の展望を語っている。
今年は阪神JFや朝日杯FS、ホープフルSといったG1では頭数を確保できたものの、未勝利を辛うじて勝ち上がった馬など、到底勝負になりそうもない”数合わせ的”な馬の参戦も目に付いた。
さらにG2ではデイリー杯2歳Sが9頭立て、京王杯2歳Sが11頭立てなど寂しい数字。他にも京都2歳S(G3)が9頭、有力馬が集った東京スポーツ杯2歳S(G3)に至っては、わずか7頭での戦いとなり、その意義やレベルを疑問視する声もある。
そういった声に対して、後藤理事長は「最終的にクラシックに繋がっていく中で、他の重賞よりも頭数が少なくなるのは仕方がない」と独自の見解を披露。翌年のクラシックを盛り上げるためにも、様々なニーズにあった重賞レースが存在することに意義はあるという向きを示した。
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