GJ > 競馬ニュース > 「ポスト武」不在  > 2ページ目
NEW

武豊が「ポスト武」不在に危機感。競馬界の未来を憂うレジェンドが昨年「新人最多勝騎手」の名を挙げた意外な理由とは

【この記事のキーワード】, ,

 影響力を考慮して、個人名こそ出さなかったものの「今の新人騎手は騎乗技術が上がってきているし、見ていて『こいつはできる』とか『どんどん上手になってきている』と思う若手もいる」と語った武豊騎手。

 日本人騎手の活躍、延いては日本競馬の未来を憂う1人として、かつての自分のような10代、20代から競馬界の中心を担う飛躍を遂げる若武者の出現を心待ちにしているようだ。

 普段からあまり他人のことを話さない武豊騎手が、公の場でここまではっきりと発破を掛けることは珍しい。ただ逆に言えばそれだけ現状に対して、危機感が募っているということの表れでもあるのだろうか。

 武豊騎手がデビューしてから31年。日本の競馬界はずっと「ポスト武豊」という至上命題を突き付けられてきたが、未だ解決に至っていない。同じく2世騎手である福永祐一騎手を筆頭に、浜中俊騎手や川田将雅騎手などの名前が挙がることはあっても、その”領域”には遠く及ばないのが現状だ。

 それを誰よりも実感している武豊騎手は、現状の新人・若手騎手に対して「もっとガツガツしてもいい」「(自分に取って代わる様な)すごい騎手が出てこないとまずいと思いますよ」と危機感を募らせている。無論、武豊騎手のような国民的スーパースターを生み出すのが容易でないことはこれまでの歴史が物語っている。だが、最早そんな”言い訳”が通用しないほど切羽詰まった状況ということなのだろう。

 その一方で、当然ながら有望な若手騎手の芽も出てきている。

 特にデビューイヤーとなった昨年、新人最多の24勝を上げた武藤雅騎手は、今年早くも3勝を上げてリーディング13位につけるなど伸びしろ充分。当然、武豊騎手の目にも止まっているはずだが、インタビューの中でその名が挙げられたのは意外なところだった。

武豊が「ポスト武」不在に危機感。競馬界の未来を憂うレジェンドが昨年「新人最多勝騎手」の名を挙げた意外な理由とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  3. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  4. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  7. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  8. なんと「13日前」から桜花賞をドンピシャ的中! しかも予告した5頭が掲示板独占、「完璧予想」を公開した予想家の正体
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】