真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.01.20 16:17

「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
編集部
現在、日本の競馬はサンデーサイレンス系の頂点に立つディープインパクトを筆頭に、キングカメハメハらミスタープロスペクター系、さらには昨年ブレイクしたハービンジャーなどノーザンダンサー系の産駒がしのぎを削っている状況だ。だが述べるまでもなく、それらすべてはダーレーアラビアンの系譜を継いでいる。
では逆に、日本でゴドルフィンアラビアンやバイアリータークの系譜を継いでいるのは、どういった血統の馬なのか。
ゴドルフィンアラビアンで有名なのは、1976年のダービー馬クライムカイザーだ。他にも、わりと近年ではサニングデール(高松宮記念)、カルストンライトオ(スプリンターズS)などマンノウォー系の快速馬の活躍が目立っている。
ただ、日本で凋落が著しいのはバイアリータークの方だろう。
日本でバイアリータークといえば、何といってもパーソロン系である。1984年に日本競馬史上初となる無敗でのクラシック3冠を達成したシンボリルドルフを筆頭に、その息子であるトウカイテイオー(G1・4勝)、若き武豊と名コンビだったメジロマックイーン(G1・4勝)など、日本で一時代を築いたことはあまりに有名だ。
しかし、大将格のシンボリルドルフがトウカイテイオー以降に結果を残せなかったことを始め、テイオーもマックイーンもファンが期待したほどの産駒を残せず……。
その一方でノーザンダンサー系のノーザンテーストや、ヘイロー系のサンデーサイレンスといった新たな血統が導入されるにつれ、パーソロン系は衰退の一途を辿った。現在ではギンザグリングラスというメジロマックイーン産駒が、日本におけるバイアリータークの「最後の砦」となっている。
このギンザグリングラスという名を、初めて耳にした人も多いのではないだろうか。それもそのはずでギンザグリングラスはJRAでデビューしたものの、未勝利を勝つのがやっと。3歳の夏には、早々に地方競馬の大井に移籍を果たしている。
PICK UP
Ranking
5:30更新JRAアーモンドアイは本当に「府中専用機」なのか? ファン投票1位を4回“蹴った”ウオッカとの決定的な違い
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
JRAファン感でルメール騎手が「ブチギレ」!? フランス語でまくし立て後輩騎手を”ガラス瓶”で殴打!顔面蒼白デムーロ騎手「ウソでしょ……」
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「真相は藪の中」謎の多い角田大河の逝去…未来ある若者が不可解な行為、ネットでは「同乗者」を特定する動きも?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛