M.デムーロ騎手「ベタ惚れ」最優先!? 新マイル王ペルシアンナイトに「勝ちにこだわる男」がぞっこんの理由
当時、デムーロ騎手には選択肢があった。ペルシアンナイトに騎乗するのか、それともレッドファルクスに騎乗するのか。単純に戦績だけで見れば、皐月賞(G1)2着馬ながら秋初戦の富士S(G3)で5着に敗れていた前者と、スプリンターズS(G1)連覇に加え、同年の安田記念(G1)でも3着していた後者とでは圧倒的な開きがあった。
そのためデムーロ騎手がペルシアンナイトを選んだ際、レッドファルクスとコンビを組んだ「弟のC.デムーロ騎手にチャンスを譲ってあげたのでは」という憶測が流れた。実際にレースでもレッドファルクスが3番人気で、ペルシアンナイトは当時G1で絶好調だった”デムーロ人気”を含めての4番人気だった。
しかし、蓋を開けてみればペルシアンナイトがエアスピネルをハナ差抑えての勝利。M.デムーロ騎手の手腕も見事だが「馬の能力があってこそ」なのは間違いない。
そんなデムーロ騎手の”本音”が垣間見えたのが、今年の年始に『武豊TVII』(フジテレビ)で行われたジョッキー新年会だった。
デムーロ騎手はマイルCSの際に、自らペルシアンナイトを選んだと告白。「よかった」と結果が出て胸を撫で下ろしていたそうだ。また、逆の結果だったらという質問に関しては「弟(レッドファルクス)が勝ってたらヤバくない?」と一笑に付している。それだけペルシアンナイトの能力に自信があったということなのだろう。
「レッドファルクスも現役最強のスプリンターですし相当な実力馬ですが、デムーロ騎手はそれ以上にペルシアンナイトを買っているようです。実際に、今週末の阪急杯(G3)にはレッドファルクスが大本命として登場しますが、それでもデムーロ騎手は中山でペルシアンナイトの騎乗を選択しています。
本馬は、そのまま大阪杯に出走予定。そこにはシュヴァルグランやスワーヴリチャードなど、デムーロ騎手が騎乗していた有力馬が出走予定ですが、やはりペルシアンナイトに騎乗する可能性が高いと見られていますね」(競馬記者)
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