GJ > 競馬ニュース > ダービー馬の妹が「ナニあひあひ」?
NEW

「こんな名前で本当にいいのだろうか……」今年の日本ダービー馬の妹が「ナニあひあひ」?

【この記事のキーワード】, ,
hawaian.jpg

「本当によろしいのですか?オーナー……」

 思わず、そんな声が聞こえてきそうな衝撃だった。

 今年の弥生賞(G2)で鮮烈なクラシックデビューを果たし、皐月賞(G1)では2着、続く日本ダービー(G1)では、ついに「史上最強」と誉高い3歳世代の頂点に立ったマカヒキ

 ところで、このマカヒキという馬名はオーナーの金子真人オーナーの「ハワイ好き」が大きく関係しており、ハワイの収穫祭という意味から付けられているらしい。

 これまでにもアパパネ(ハワイに生息する赤い鳥の名前)、カネヒキリ(ハワイの雷の精)など、金子オーナーは一見すると何かわからないハワイ独特の由来を持つ名馬を所有していた他、名種牡馬キングカメハメハはオーナーがハワイに持つゴルフ場の名前から付けられている。

 まあ、確かに競走馬はあくまで馬主の所有物なので、ルールにさえ則っていれば好きに名付ければいいとは思うのだが、それにしても今年のダービー馬マカヒキの妹という超良血馬にあんな名前が付けられるとは……。

 ナニアヒアヒ

 いや、筆者がふざけているわけではなく、これは列記とした「ハワイの美しい夕暮れ」という意味を持つ馬名なのだ。

 それにしても「なに、あひあひ」いや「”ナニ”あひあひ」か。自分でも何を言っているのかわからなくなってくるが、何となく一歩間違えれば大変なニオイのする、ある意味で物凄い馬名である。

 今年の2歳馬として間もなくデビューを迎えるであろうナニアヒアヒ(それも女の子)だが、兄が今年のダービー馬で、ましたや秋には凱旋門賞にも挑戦するほどの名馬なのだから、この馬に懸かる期待も当然ながら大きい。

 下手をすれば……もとい、もしもG1を勝ちまくるような名馬になれば、当然ながらこの名が大きくクローズアップされることになるだろう。日本国民の品位が問われる瞬間である。

 もっともこの馬名が決まったのは意外にも早期で、最初は今年の皐月賞2着馬の妹という程度なら「まあ、いいんじゃないの」と思っていたファンも多かった。だが、今年の日本ダービー馬の妹となれば話が違ってくる。いや、厳密には違ってはこないが、ある意味での”深刻さ”は増してくるのかもしれない。

 もしも最後の直線でナニアヒアヒがぶっちぎるようなことがあれば「先頭はナニアヒアヒ!ナニアヒアヒだ!これ強い、ナニアヒアヒが先頭!ナニアヒアヒ!」と実況アナウンサーの正気が問われかねないと思うのは、私だけだろうか。

 だが、その一方ですでに各方面で始まっているPOG(ペーパーオーナーゲーム)において、このナニアヒアヒは大人気。兄の活躍を考えれば当然だが、中には「もう慣れた」「ナニアヒアヒって慣れるとかわいい」「さすが金子オーナー」と称賛の声を上げる”強者”も出てきている。

 いずれにせよ、来年のクラシックが早くも楽しみになってきた。

 人間は何にでも慣れることができるというが、かくいう筆者も何度も「ナニアヒアヒ」と入力している内にすっかり慣れてきたような気もする。皆さんは、いかがだろうか。

「こんな名前で本当にいいのだろうか……」今年の日本ダービー馬の妹が「ナニあひあひ」?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!