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「昨年覇者」ラブリーデイの現在と、「未完の大器」アンビシャスの実力。宝塚記念の「主役」を奪いにかかる2頭の存在

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raburi-.jpgラブリーデイ(JBISサーチ公式サイト)

 26日に迫った夏のグランプリ・宝塚記念(G1)。人気投票1位のキタサンブラック、昨年の2冠馬ドゥラメンテに最大級の注目が集まっているが、さすがは上半期の総決算。逆転を狙う猛者を決して無視することはできない。

 G1競走2勝のラブリーデイに関しては、前述2頭に「逆転」という表現はいささか失礼かもしれない。昨年このレースでG1初勝利を掴み、秋の王道戦線で主役を張った現役最高クラスの実績馬だ。

 昨年は10戦して6勝、内G1は2勝という立派な戦績を残したが、昨年ラスト2戦のジャパンカップ(3着)、有馬記念(5着)は距離適性もあっただろうが、何よりタイトなスケジュールで走りきった疲れを感じさせる敗北だった。今年に入ってもその流れを引きずってしまったか、大阪杯と香港QE2世Cではともに4着と上位に食い込めておらず、その存在感が多少薄れてしまった印象がある。

 とはいえ、昨年制した舞台での一戦で復活してもおかしくないだけの能力は十分にある。鞍上は骨折明けながら現在リーディング2位のC.ルメールが騎乗予定。名手に導かれ、キタサンブラックもドゥラメンテも向こうに回しての「復活の激走」に期待したい。

anbishasuxs.jpgアンビシャス(競馬つらつらより)

 真の意味で「逆転」という言葉が似合うのは、現4歳世代「最後の大物」アンビシャスだろう。

 昨年夏までで6戦4勝、秋は毎日王冠6着、天皇賞5着と大舞台で古馬と互角に渡り合い、今年初戦の中山記念ではドゥラメンテに迫る2着。その後の大阪杯ではキタサンブラックを下してG2初勝利を収めるなど、注目2頭に肉迫できる実力はすでに証明済みだ。

 中山記念のように後方から追い込むこともできれば、大阪杯では好位で粘るレースぶりを披露するなど、引き出しにも幅が出てきた印象。ベテラン横山典弘騎手と挑む今回のグランプリは、同馬の競走生活における一つの「ヤマ」となることは間違いない。

 十分に主役を張れるだけの実力を持った2頭。無視など決してできない存在だ。

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