
天皇賞・春(G1)アルバート「馬主悲願」陣営情報入手…… 「スピード一致」不思議ネタで考えれば今年は上位必至……か?

老当益壮(ろうとうえきそう)。老年になっても、ますます盛んであるということ。
この言葉にピタリと当てはまる今年の天皇賞・春(G1)。10歳馬1頭、8歳馬4頭、7歳馬2頭、6歳馬4頭。レベルが疑われる今年のこのメンバーも、重賞勝ち、あるいは重賞で複勝圏内に来ている馬が揃っており、こういう時は波乱が起きるものだ。それこそ老当益壮からここで勝負になる馬を見抜くことで、得るものも大きくなる。
ここで紹介したいのがアルバート(牡7 美浦・堀厩舎)だ。この馬、G1ではどうしても足りない走りをするのだが、G2のステイヤーズSを3連覇、ダイヤモンドS優勝、アルゼンチン共和国杯2着とG2•G3の長距離はよく走るステイヤー中のステイヤーである。
G1で走らない原因は色々と語られているが、最大の原因はG1級のトップスピードが足りないことに尽きる。近10走で上がり3Fタイムがメンバー中3位以内だったレースは8回あり、そのうち上がり最速だったレースは3回あった。こんなに脚が使えるのに勝てないのは、スタートしてからの位置取り、道中の勝負どころで上がっていく脚、最後追い込む脚、どれも行き足がつかない為、それなりに走るのだがG1で勝ち切るほどの結果につながっていかない。
また、年齢とともにズブくなってきており、エンジンの掛かりが遅く、それを見越して早めに動けば末脚が鈍り、末脚溜めれば最後届かない。ステイヤーとしての能力は超一級品なのに、ファン泣かせのクセ馬である。ここまで語るとG1でとても可能性があるとは思えないのだが、こんな情報が飛び込んできた。
「実は、この馬に不思議なことが1つ起こっているのです。アルバートは俗に”リピーター”と呼ばれる同じレースばかり出ている馬なので比較しやすいのですが、2016年以降に彼が走った同じレースのタイムを比べてみてください。ステイヤーズSのタイムは2016年より2017年のほうが4秒4速く、アルゼンチン共和国杯は2016年より2017年のほうが2秒8速い。そして天皇賞・春も2016年より2017年のほうが2秒5速い」(競馬ライター)
たしかに前のレースより次の年のレースタイムがいい。だがそれは馬場やレース展開の影響もありそうだが。第一、それがアルバートのG1馬になる可能性とどう結びつくのか。
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