天皇賞・春(G1)スマートレイアー「史上初」偉業準備は整った!? 2年かけた「長距離牝馬」ここに完成か

天皇賞・春(G1)の歴史の中で、これまで牝馬の出走が何度もあったが、一度も牝馬が馬券に絡んだことはない。最高着順を調べたが、ヤマノシラギクが6着に来た1984年まで遡らなければならない。
天皇賞・秋(G1)が3200mだった時代には1980年にプリティキャスト優勝、1983年のカミノスミレ2着の記録があるのだが、なぜか天皇賞・春は牝馬との縁が無い。そして今年、スマートレイアーがそのジンクスを打ち破ろうと果敢に挑む。
スマートレイアーといえば、マイル〜1800mといった中距離のイメージを持つファンも多い。それもそのはずで、これまで30戦中17戦がそれに該当する。しかし、2016年12月、陣営は突然香港ヴァーズを使う。芝2400mで初距離。これまでエリザベス女王杯の2200mも勝ったことが無いのに、遠征して長距離の国際G1を使うのは無謀とも思える。しかし、スマートレイアーは陣営の期待に応えて14頭立ての5着と健闘した。大久保龍調教師の馬の可能性•適性を常に追求していく気持ちが垣間見える。
「陣営はずっと中距離をメインに使ってきました。当初出遅れ癖もあるため追い込みの脚質で結果を出してきて、2016年の東京新聞杯で初めて逃げて、逃げ切り勝ち。それからずっと前目での競馬。それが年齢とともに気性がオトナになって、柔軟な競馬ができるようになり、今度は長い距離(香港ヴァーズ)を試し、中団で待機して追い出す競馬です。手応えがあったからでしょう、翌年初戦をマイルの阪神牝馬ではなく、芝2200mの京都記念を使ってきました。」(現場記者)
データを見ると、17年京都記念時は10頭立ての中団4番手でじっと我慢して追走。最後末脚を見せ2着に追い込んでいる。次のヴィクトリアマイルは、いつもの前目の競馬で4着と工夫が無いまま終わったが、次走の芝2000mの鳴尾記念は10頭立ての中団5番手追走、最速上がりで2着に突っ込んでいる。確かに陣営は、スマートレイアーを長距離仕様に変えてきている。
「17年秋は芝の2400m京都大賞典を使うんですが、おそらくココで陣営は自在性のある脚質を完成させたのでしょう」(同記者)
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