
ヴィクトリアマイル(G1)もデムーロと「アドマイヤ娘」で決まり? 「連覇」十分アドマイヤリードの急上昇

13日に東京競馬場で開催されるヴィクトリアマイル(G1)。春のマイル女王を目指して多くの牝馬がしのぎを削ることが予想されている。そのレースで復活を期待されているのが、昨年の覇者・アドマイヤリード(牝5歳、栗東・須貝尚介)だ。
昨年、アドマイヤリードは年頭に1000万下を勝ったばかりだったにもかかわらず、好走を重ねてヴィクトリアマイルに出走。勢いそのまま、C.ルメール騎手が騎乗した同馬は最後の直線で鋭く抜け出して見事戴冠。レースは三連単の払い戻し金が91万円にもなり、波乱を巻き起こした。
またこの勝利は、2008年の天皇賞・春(G1)をアドマイヤジュピタで勝って以来、約9年間でJRA・G1で46連敗(平地のみ)を喫していた「アドマイヤ軍団」の連敗をストップさせた記念すべき1勝。アドマイヤリードは、今後も軍団を率いる近藤利一オーナーの”孝行娘”として大きな期待をかけられていた。
だがその後、一番人気に支持されていたクイーンS(G3)では6着と敗戦。続く府中牝馬(G2)では3着と好走するも、今年の始動戦である東京新聞杯(G3)で12着と惨敗するなど、かけられていた期待に応えられないでいた。
「アドマイヤリードは昨年、ヴィクトリアマイルで栄光を分かち合ったルメール騎手ともクイーンSの敗戦であっさりと袂を分かつことになりました。以後、いろんな騎手を試したようですが、うまく噛み合わなかったみたいですね。
ですが前走の阪神牝馬S(G2)からM.デムーロ騎手騎手とタッグを組むと、レースでは直線では不利があったにもかかわらず、勝ち馬とは0.1秒差の4着。徐々に復調の兆しを見せつつあるようです。今回で2戦目なのでデムーロ騎手もクセも掴みつつあるはず。現在リーディング首位と今年も好調のデムーロ騎手に促された昨年の覇者が、ここで復活してもおかしくはないですよ」(競馬記者)
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