JRAも迷惑千万……金沢競馬「八百長疑惑」を完全否定も「昔は当たり前」ネットの普及で戦々恐々する関係者達、某地方馬主の見解
金沢競馬は八百長の疑いが過去から幾度ともなくあり、2012年の「沖騎手のダイブ事件」を筆頭に多くの疑惑レースが取りざたされている。また全国の地方競馬場でも八百長を疑われるレースがあり、それを告発するブログやインターネット掲示板もあるほどだ。
競馬ファンにとって大事なお金を賭ける競馬で八百長はファンを裏切る行為。そのため競馬場の主催者は公正競馬を徹底するために組織やルールを作って管理している。
そもそも競馬において八百長とは何なのか。実際は八百長という表現だけでなく「ヤリ」「ヤラズ」「デキレース」など様々な言い方があるが、簡単に言えば関係者の副収入獲得手段といえよう。
地方競馬はJRA(日本中央競馬会)と異なり、圧倒的に賞金が低い。例えばJRAで最も低い1着賞金は2歳・3歳未勝利戦の500万円だが、これは金沢競馬場で行われる石川ダービーなら1着に相当する高額賞金。地方競馬は1着賞金わずか12万円というレースもある。賞金の10%を身上金としてもらえる調教師、そして5%をもらえる騎手と厩務員。JRAでは1着なら最低でも50万円と25万円、地方競馬であれば1万2000円と6000円でしかないこともある。これは勝利した場合の賞金であり、5着なら身上金は騎手で300円というブラック企業も真っ青の低収入となってしまうのだ。そして馬主が厩舎に払う預託料はJRAでは60~70万円となり、その多くは厩務員への給料となるという。しかし地方競馬の預託料は20~40万円ほどであり、厩務員の給料も大きな差があるという。
そのため一部の地方競馬関係者はセレブなJRA関係者と違って圧倒的に収入が少なく、生活のために八百長で副収入を得るという手法が行われていたという。また生活費のためだけでなく、その旨味を知った関係者が単純に小遣い稼ぎで八百長を行っていたということもあるそうだ。聞くところによると、これは地方競馬が赤字続きで存続が危ぶまれ、賞金が一気に減額された時期に多く行われていたとのこと。さらにある地方競馬の馬主はこう語る。
「八百長は昔は当たり前のようにありましたよ。今みたいにインターネットで動画が自由に見られる時代じゃなかったので、あとからファンに検証されることもなかったですし。今もこういった疑いを持たれるレースは年間に何度もあります。ただ実際に全員の騎手が参加してレースを操作するということはできませんね。仲のいい騎手同士で逃げさせたり進路を明けたりと協力し合うことはできますが、仲の悪い騎手も同じレースで乗ったりしますから。昔はレースの検証なんてできなかったから表沙汰になりませんでしたが、今はインターネットやSNSの普及で一気に噂になりますし、動画が拡散して実際に八百長でなくても疑われますからね。調整目的だから無理せず回ってくるといったレースをさせた場合、それだけで八百長扱いになってファンが騒ぐこともあるようです」
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