真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.06.13 10:05
JRA受験モレイラに続く「香港騎手大量離脱」の怪……理由は「拡大」と「巨大トレセン」か
編集部
「ハッキリと断定はできませんが、噂されているのは、8月にオープンする巨大トレセンとの関連です。日本の栗東にも負けないくらいの巨大な調教施設を新たに建設中で、厩舎施設や騎手が滞在できる施設も充実しております。問題は、この施設を中国の郊外に作ってしまったので、ジョッキーたちが朝ここで調教をつけるとなると、香港の競馬場まで3時間かかるとか。体に負担がかかりますね。しかもこの施設に滞在するとなると、まわりには森しかないので娯楽施設もなく不便。若手の武者修行ならまだしも、トップジョッキーはストレスを溜めてしまいます」(海外競馬ライター)
なんと新たな施設を建設中で、ジョッキーたちはそれを嫌って香港競馬と決別するとは驚く。いまネットでリリースされている建設中のトレセンの公式動画を確認してもたしかに広大な施設であり、距離別に調教もできて、かなり充実した施設ではあるが、まわりには何もない森であった。
しかし、それぐらいのことで、あっさりすべてを捨ててしまうものなのだろうか。
「あと、これまで香港にしかなかった競馬場ですが、ゆくゆくは中国の各地に拡げていこうという考えもあるようです。開催がかぶらないように競馬場ごとに日程を区切るので、ジョッキーは開催ごとに競馬場をサーキットすることになります。それでいてトレセンと競馬場の往復に6時間とか掛かってるんじゃ、体がいくつあっても足りませんよ」(同 ライター)
たしかに施設がオープンすると発表になってから、慌ただしくジョッキー達が騎手免許更新をしないと言い出しているので、原因は新トレセンにあるのかもしれない。現時点ではあくまで噂の域を出ないのだが、この先、香港競馬に何かしら影響を及ぼす事態が起こらないことを祈るばかりだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛