真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.07.04 10:09
武豊×大魔神ブラヴァスに「2億3000万円」の刺客!?「伝説の新馬戦」ワグネリアンVSヘンリーバローズから1年、名伯楽の意地が今年も激突
編集部
トーセンカンビーナについて『BSイレブン競馬中継』のインタビューにそう答えたのは角居勝彦調教師だ。それもそのはず、本馬はセレクトセールで落札価格2億3000万円を記録した超良血馬である。
「素晴らしい身体、血統も血統ですし、素晴らしい馬だなと。身体の線は幼い感じを残したままなんですけど、レベルの高い馬と併せ馬をしても遅れません。素質は高いものを持っていると思いますね」
昨年、ワグネリアンに敗れたヘンリーバローズを管理していた角居調教師。本馬はその後、未勝利戦を馬なりのまま4馬身差で圧勝するも、体調不良によって長期休養。類稀なる素質を秘めながら、春のクラシックを棒に振ってしまった。師の言葉を借りるなら、昨年の角居調教師は「ダメな調教師」だったのかもしれない。
しかし、あれから約1年。厩舎期待の超良血馬のデビュー戦に師が選んだのは、中京の芝2000m。奇しくも友道厩舎の期待馬ブラヴァスのデビュー戦でもあり、角居厩舎にとってはリベンジを果たす機会が巡ってきた。鞍上には”エース”のM.デムーロ騎手を手配と、態勢は万全だ。
「こういう(2億3000万円の)馬ですから。クラシックに乗せてやらないと、元が取れない(笑)」
そんな冗談も飛び出すのは、自信があるが故か。実際に師が「レベルの高い馬と併せ馬をしても遅れない」「調教で仕上げに行かなくても、勝手に好時計が出る」と評するように、トーセンカンビーナは追い切りから超良血馬らしい動きを披露。あくまで追い切りだけを見れば、まだ幼さを見せているブラヴァスを上回っているようにも見える。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!