GJ > 競馬ニュース > サトノノブレスに漂う哀愁
NEW

「やはり」撃沈……宝塚記念(G1)8着サトノノブレスに漂う哀愁。盟友サウンズオブアースとの合言葉は「目指せ!リンカーン先輩」?

keiba0414.jpg

 26日の宝塚記念(G1)、サトノノブレスは8着に惨敗した。

 昨年の覇者ラブリーデイも勝った相性のいい前哨戦の鳴尾記念(G3)をレコード勝ちし、その上、パートナーの和田竜二騎手は先週7勝2着4回と絶好調。さらには雨が”波乱のニオイ”まで運んできて……。

 無論、相手が強いことは百も承知だった。だが、それでも今年上半期だけで重賞2勝と6歳を迎えて円熟味が増してきたサトノノブレスだって、決してノーチャンスの存在ではなかったはずだ。

 だが、これでG1は6戦全敗。簡単に勝てるものではないが、3歳時から高い期待を背負ってきた馬だけに歯がゆさが募る。やはりこのまま「脇役街道」を突っ走るしかないのだろうか。

 当然、サトノノブレスと同じような境遇にいる馬は数多くいるが、同じ古馬王道路線の中で”歯がゆさ”を比べると、すでに”脇役臭”しかしないサウンズオブアースは屈指の存在だ。

 昨年の有馬記念(G1)の2着でG1獲りに向けて脚光を浴びたかと思えば、次走の日経賞では同じ舞台で同じゴールアクターに完敗し、その火が一瞬にして消えた。かと思えば、続く天皇賞・春(G1)で15着大敗と、脇役ポジションへの見事な帰還を果たしてしまっている。

 そして、この2頭に共通しているのが、3歳の菊花賞(G1)で「2着」を記録しているところだ。

 3歳クラシック最終戦で『最も強い馬が勝つ』と言われている菊花賞。実際に昨年の菊花賞馬キタサンブラックは、この宝塚記念でも「強い馬」であることを証明している。そんな菊花賞で「2着」となれば、『最も強い馬』とは言わなくとも『結構強い馬』くらいには言えるのではないか。

 実はこの『結構強い馬』。過去20年ほど遡っても”結構”なメンバーである。

2015年リアルスティール、2014年サウンズオブアース、2013年サトノノブレス

2012年スカイディグニティ、2011年ウインバリアシオン、2010年ローズキングダム

2009年フォゲッタブル、2008年フローテーション、2007年アルナスライン

2006年ドリームパスポート、2005年アドマイヤジャパン、2004年ホオキパウェーブ

2003年リンカーン、2002年ファストタテヤマ、2001年マイネルデスポット

2000年トーホウシデン、1999年テイエムオペラオー、1998年スペシャルウィーク

1997年ダイワオーシュウ、1996年ロイヤルタッチ

「やはり」撃沈……宝塚記念(G1)8着サトノノブレスに漂う哀愁。盟友サウンズオブアースとの合言葉は「目指せ!リンカーン先輩」?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRAデムーロ「サートゥルナーリア交代」の裏に「究極の選択」? あの名物オーナー馬との関係
  2. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
  5. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. JRA福永祐一が語ったM.デムーロ「致命的トラウマ」。オークス(G1)1番人気サークルオブライフ12着大敗に「これがあるから軸にできない」
  10. JRAファン感でルメール騎手が「ブチギレ」!? フランス語でまくし立て後輩騎手を”ガラス瓶”で殴打!顔面蒼白デムーロ騎手「ウソでしょ……」