真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.06.28 09:14

ドゥラメンテ、内出血と炎症で放牧へ。「引退」チラつくも、待ち受ける「茨の道」を考えると……?
編集部

宝塚記念で2着に敗れ、その後歩様の乱れから馬運車で運ばれ、阪神競馬場に詰めかけたファンを騒然とさせたドゥラメンテ。その後の経過が心配されたが、球節下面及びつなぎ裏面の複数の靭帯、腱に内出血とそれに伴う炎症が確認されたと発表があった。同馬は今後放牧に出されるとのこと。
屈腱炎や再度の骨折など重症でない点は一安心ではあるが、昨年も日本ダービー後に故障を発生しているだけに、2度目のケガというのは今後の競走生活にも大きくかかわってくるに違いない。経過を見てではあるだろうが、仮に「引退」となっても驚けない状況ではある。
クラシック2冠や全レース連対という成績に、ダービーレコードでの勝利なインパクトは、種牡馬入りするには十分なもの。もちろん期待度からいけばもっともっと勝利を積み重ねてほしいところだが、すでに一定の水準はクリアしているといっていいだろう。
しかし、ドゥラメンテを引退後に待ち受けるのは、間違いなく「茨の道」だ。
知っての通り、ドゥラメンテは「日本競馬の粋を結集した良血」だ。父は日本ダービー馬で種牡馬リーディング2強の一角・キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴもG1ホースで、母父は言わずもがなのサンデーサイレンス、母母は牝馬ながら天皇賞制覇など一線級で大活躍したエアグルーヴ。その血脈には日本競馬に大きな足跡を残したトニービン、オークス馬ダイナカールも名を連ねる。一点の曇りもない、まさにスペシャルな一族の末裔がドゥラメンテなのである。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
関連記事
【G1回顧・宝塚記念】女傑マリアライトが制した春のグランプリ!2着ドゥラメンテは「引退か」レース後に下馬のアクシデント
何故、ドゥラメンテはファン投票6位に甘んじたのか。王者だからこそ課せられる『期待』とその『反動』。分水嶺の決戦を迎えた「日本競馬の総大将」の”謎”を紐解く
【徹底考察】宝塚記念(G1) ドゥラメンテ「失われた『信頼』と『屈辱』のファン投票6位。王者ドゥラメンテの『現状』を考察」
宝塚記念(G1)「激走の法則」は『奇跡の血量』にあり!勝てば10万馬券確実のお宝激走馬はコイツだ!!
【G1展望・宝塚記念】「春のグランプリ」にドゥラメンテらビッグネームが集う!この春、最後の大一番を見逃すな!