JRA競馬好き3人に1人が「最強」承認!?『ウマ娘』出演の細江純子氏がスペシャルウィークら「黄金世代」を語る
この春、競馬ファンの間で大きな話題を呼んだテレビアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』(TOKYO MXほか)。
実在の競走馬をモチーフとした「ウマ娘」が登場するこのアニメの打ち上げパーティーが先日、都内のホテルで行われ、解説役である本人の声優を務めた元JRA騎手の細江純子氏が参加した。
細江氏はその模様を『netkeiba.com』で連載する『ホソジュンの幸せ馬房』にて掲載。1つのアニメが誕生するまでの大変さに感銘を受けると共に、ストーリーのモチーフとなった1998、99年の競馬に対する熱い思いを綴っている。
『ウマ娘』でも主役を務めた日本ダービー馬スペシャルウィークを始め、そのスペシャルウィークを負かしてグランプリ3連覇を成し遂げたグラスワンダー、皐月賞、菊花賞の2冠馬セイウンスカイ、異例の長期遠征を敢行し凱旋門賞で世界の頂点にあと一歩と迫ったエルコンドルパサー……1995年に生を受け、98年のクラシックを中心に戦いを繰り広げたこの世代を「最強世代」「競馬が最も面白かった時代」と評する競馬ファンは数多い。
実際に『NumberWeb』(文藝春秋)で行われた『言わせろ!ナンバー』で「日本競馬の『最強世代』といえば何年生まれ組?」という質問に対し、彼ら1995年生まれは実に投票の33.3%を獲得。アグネスタキオン、クロフネ、ジャングルポケット、マンハッタンカフェらが形成した98年生まれの約11%に大きく差をつけ、圧倒的な支持を得ている。
「『ウマ娘』が多くの競馬ファンに受け入れられたのは、やはりこの95年世代を中心にしたことが大きいと思います。スペシャルウィークら主役級の他にも、統一マイラーのエアジハードや海外G1を2勝したアグネスワールド、統一ダート王のウイングアロー、世界的な良血馬だったキングヘイローなど、各カテゴリーで頂点に立つタレントが揃っており、実際にこの世代は当時あったG1を総なめにしています。
また、1つ上の世代にも世界レベルのマイラー・タイキシャトルやシーキングザパール、今でも最強馬の1頭に挙げられるサイレンススズカ、後に日本競馬に大きく貢献するステイゴールドなど個性派がズラリ。ちょうど日本競馬が世界に打って出た時期であり、当時の競馬には夢やロマンが溢れていました」(競馬ライター)
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