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ドゥラメンテにサトノダイヤモンド。今春G1を彩った名馬たちから、ある「傾向」から浮き彫りに?狙ったG1を勝つために「最も重要な要素」とは

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・5月29日 日本ダービー(G1)東京2400m

<明>今年は、皐月賞の1着から3着まで入れ替わっただけだった。もっといえば5着まで同じ馬で占められている。皐月賞と400mしか距離が変わらず、やはり皐月賞組の中心は揺るがない。

<暗>5番人気で6着に敗れたスマートオーディン、6番人気で13着のヴァンキッシュラン、9番人気で11着だったロードクエストなど、京都新聞杯(G2)、青葉賞(G2)、NHKマイルCといった前哨戦組で日本ダービーを勝つには、最低でも1番人気に支持されるような強豪である必要があるようだ。逆に、人気にならなければ馬券圏内さえ難しくなってくる傾向だ。

・6月5日 安田記念(G1)東京1600m

<明>勝ったロゴタイプは、3月のダービー卿チャレンジT(G3)からの参戦。8番人気の伏兵だったが、これは昨年のモーリスと同様のローテーションだ。今後も関東馬の御用達のステップになる可能性が高い。6番人気ならが3着に健闘したフィエロは、4月のマイラーズC(G2)から。こちらは関西馬の御用達になるか。

<暗>香港のチャンピオンズマイルを優勝し、世界のマイル王として単勝1.7倍で2着だったのがモーリス。チャンピオンズマイルと安田記念の連勝は2006年の香港馬ブリッシュラックがいるが、基本的には難しい調整を強いられる。着地検疫のため東京競馬場での調整を強いられたモーリスの動きは、明らかに本来のものではなかった。
また、ドバイターフ(G1)を制して、意気揚々と凱旋を果たした2番人気リアルスティールも、これまでの戦績からは考えられないような不甲斐ないレース。改めて「海外帰り」の調整の難しさが浮き彫りとなった。

・6月26日 宝塚記念(G1)阪神2200m

<明>ドゥラメンテ、キタサンブラックという現役2強を従えて勝利したマリアライトは、今年の初戦となった日経賞(G2)から宝塚記念を意識したローテーションを組んでいた。ヴィクトリアマイルを中心とした牝馬限定戦に見向きもしなかったのは、結果的にこのレースを回避したミッキークイーンやショウナンパンドラとは、完全に一線を画したもの。目黒記念(G2)からのステップといい、まさに戦略の勝利といえる。

<暗>前走ドバイシーマクラシック(G1)で2着だったドゥラメンテは、単勝1.9倍に推されたものの2着。レース後に故障が発生する憂き目にも遭った。この馬もまた海外帰り。難しい調整を強いられたことは確かであり、人気を裏切る格好となってしまった。

 以上の7レースをピックアップしたが、やはり大レースを勝ち切るために調整過程を含めたローテーションが、極めて重要なことが改めて浮き彫りになった。

 特にディープインパクトやオルフェーヴルのような傑出した名馬を除けば『二兎を追う者は一兎をも得ず』ということわざ通り、勝つべきG1にしっかりと照準を絞らないと、期待されたドゥラメンテやサトノダイヤモンドのように、どちらも取り逃がす可能性も多々ありそうだ。

 また、今春はドバイに10頭、香港に4頭のトップホースが遠征したが、いずれも帰国初戦を飾れていない(未出走馬あり)。特に安田記念や宝塚記念といった古馬G1には今後も大きく関係しそうなので、「海外帰り」の調整の難しさを頭に留めておきたいところだ。

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