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ドゥラメンテにサトノダイヤモンド。今春G1を彩った名馬たちから、ある「傾向」から浮き彫りに?狙ったG1を勝つために「最も重要な要素」とは

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 26日の春のグランプリ宝塚記念(G1)を最後とし、マリアライトの劇的な勝利によって締められた今年の春のG1戦線。結局、すべてG1を別々の馬が勝つこととなったが、その割には比較的、平穏な決着が目立った。

 だが、こうして振り返ってみると、この春はG1に至るまでの「過程」「ローテーション」の重要さが改めて浮き彫りになったように思う。

 そこで今回は春のG1を彩った有力馬の内、明暗のわかれたレースをピックアップ。特にローテーションを重視して考察したいと思う。結果論になるが、これが秋のG1攻略のヒントになるかもしれない。まずは桜花賞から振り返ってみたい。

・4月10日 桜花賞(G1)阪神1600m

<明>勝ったジュエラー、そして2着のシンハライト共に、近年で最も勝ち馬を送り出している王道チューリップ賞(G3)からのステップだった。この2頭は1月にレースを使っている点も共通しており、また2歳G1の阪神JFを経由していない。これは2012年のジェンティルドンナと同じパターンだ。

<暗>逆にこのレースで単勝1.5倍ながら、4着に敗れたのがメジャーエンブレム。2月のクイーンC(G3)からの参戦だったが、グレード制導入以降ここからの直行で桜花賞を制した馬はおらず、相性の悪さがそのまま結果となってしまった。3月、4月と関西に遠征を繰り返すのはリスクがあるだけに、今後も関東馬にとっては重要な問題となりそうだ。

・4月17日 皐月賞(G1)中山2000m

<明>8番人気とはいえ、ディーマジェスティの前走は2月の共同通信杯(G3)。これは一昨年のイスラボニータ、昨年のドゥラメンテと同じで、今や皐月賞を勝つための王道となった感さえある。2着のマカヒキはトライアルの中心・弥生賞(G2)からのステップだった。

<暗>対して、単勝2.7倍の1番人気で3着に敗れたサトノダイヤモンドは、2月のきさらぎ賞(G3)を勝ってからの本番参戦だった。過去にきさらぎ賞からの直行で皐月賞を制したのは1990年のハクタイセイまで遡らなければならず、やはり相性の悪いローテーションといえる。

・5月8日 NHKマイルC(G1)東京1600m

<明>桜花賞で4着に敗退したメジャーエンブレムが、本来の競馬を取り戻して戴冠。牝馬がNHKマイルCを制したのは過去に3度あり、クラシック出走権のなかったシーキングザパール以外は、すべて桜花賞を経由している。牝馬を狙うなら、やはり桜花賞組か。2着のロードクエストもクラシックの皐月賞8着から。皐月賞からは昨年の覇者クラリティスカイ(皐月賞5着)と同様で、今後も1ケタ着順に入るような有力馬は要注意だ。

<暗>1400mのマーガレットS(OP)を快勝して4番人気に推されていたティソーナは、出遅れも響き17着に大敗。5番人気で5着止まりだったトウショウドラフタも含め、やはり1600mよりも短い距離を使ってくる馬は、どんなに優秀な内容でも割引が必要なようだ。

・5月22日 オークス(G1)東京2400m

<明>勝ったシンハライトは桜花賞の2着馬。800mの距離延長となるが、桜花賞の上位組は素直に重視した方が良さそうだ。特に折り合いに心配がない馬となれば、なおさら信頼感は高まる。2着はトライアルのフローラS(G2)を勝ったチェッキーノと、これも相性がいいローテーション。この2つの前哨戦の結果に共通する注意点は、上位人気で敗れた馬を軽々に見限らないことだ。

<暗>3番人気で10着に惨敗したエンジェルフェイスは、3月のフラワーC(G3)を快勝して挑んできていた。フラワーC自体はオークスと相性の悪いレースではないが、直行はあまり良くない結果が続いている。間に挟む、桜花賞やフローラSの走りを重視した方が良さそうだ。

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