真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.08.02 07:56
JRA秋山真一郎騎手「11年」経っても悔しさ消えず……R.ムーア、藤田伸二が認めた「職人」の騎手人生が分かれた「大きなポイント」とは
編集部
1番人気のベッラレイアに騎乗していた秋山騎手は、最後の直線で一時は先頭に躍り出たが、最後の最後でローブデコルテに差し切りを許し、ハナ差の惜敗……。待望のG1初制覇を逃し、秋山騎手も「騎手人生で一番大きなポイント」と語る痛恨のレースだ。
元から「馬に如何に負担を掛けないか」をテーマに騎乗している秋山騎手だが、あの時は「馬の邪魔をしないように心掛けて乗っているはずが、あの時は邪魔しかしていない」とG1を勝ちたい気持ちと、1番人気のプレッシャーに負けてしまった格好。
あれから11年経った今振り返っても、なお悔しい気持ちが消えていないそうだ。
「秋山騎手はその後、カレンブラックヒルのNHKマイルC(G1)でG1初制覇。こちらも1番人気での勝利でしたが『ベッラレイアの時の経験が活きた』と語っていました。あれで少しは溜飲が下がったのかも。
重賞を勝つチャンスも多い方ではありませんが、少ないチャンスをものにして毎年のように重賞を勝っていることは立派ですね。先週のアイビスサマーダッシュ(G3)も見事な騎乗でした」(同)
先週のアイビスサマーダッシュはダイメイプリンセスで1番人気に応えての勝利だったが、実は戦前は「持ち時計が足りない気がする」と自信なさ気だったとか。しかし、終わってみれば1馬身1/4差の完勝。秋山騎手も「強かったわ。手応えは抜群だったし、抜け出す時の脚が凄かった」と大きな手応えを感じた様子だった。
ダイメイプリンセスは今後、北九州記念(G3)に出走するかは流動的だが、秋の大目標はもちろんスプリンターズS(G1)だ。
「これからはコーナーのある1200mのレースも克服していきたいと思います」と主戦騎手が語った通り、G1制覇に向けて1200mの克服は必須。2012年以来となるG1・3勝目に向け、秋山騎手も腕の見せ所に違いない。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!