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【関屋記念(G3)展望】重賞でも存在感を示してきているリライアブルエース! 今年のサマーマイルシリーズ王者になることはできるか?

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 開幕3週目を迎える新潟競馬場での日曜メインレースは関屋記念(G3)。サマーマイルシリーズの2戦目にもなっているこのレースは、シリーズ1戦目だった中京記念(G3)への出走馬が4頭出走予定している。とくに掲示板を確保した好走組にとってはしっかりと結果を残し、シリーズ制覇に王手をかけたいレースとなる。

 シリーズ王者になるためにも重賞初制覇を飾りたいリライアブルエース(牡5、栗東・矢作厩舎)が有力候補だ。今年の春にオープンクラス入りしたばかりだが、初めての重賞挑戦となった2走前の京王杯SC(G2)では、中団で脚を溜めるとレコード決着となったレースで勝ち馬から0.2秒差の6着と健闘。前走の中京記念(G3)は4コーナー過ぎで15番手と厳しい位置取りだったが、外目を伸びてきて3着に入る活躍を見せた。このレースもレコード決着となっており2戦続けてハイレベルな重賞で上位争いに絡んだ実績は評価できる。この時の先着馬が揃って不在となれば初めての重賞制覇は十分可能なはずだ。新潟競馬場のレースは過去に2度出走し結果を残せていないが、いずれも1800m、2000m戦とこの馬にとって適性が高いとは言えないレースだったので問題ないだろう。日本一長い直線となるコース形態で、末脚に定評があるこの馬にとっては相性の良いコースとなりそう。ただ、前残りとなることも多いだけに道中の位置取りが重要となりそう。現在シリーズ3位になっているため、ここで優勝できれば重賞初制覇だけでなくシリーズ王者となる可能性も十分。

 連勝中のショウナンアンセム(牡5、美浦・田中厩舎)は今年に入ってから調子を上げており掲示板を外していない。2走前に多摩川S(1600万下)では押し出されるようにして先頭に立ち、初めての逃げの競馬。結果としてこれが功を奏しマイペースの逃げの展開に持ち込むと、1度も先頭を譲ることなくまんまと逃げきり勝ちを収めた。前走のパラダイスS(OP)はスタートから積極的にハナを奪うと、ここでも上手く逃げてスローペースを作り出し、後続を完封する強い競馬で昇級初戦ながら難なく勝利してみせた。今回は初めての重賞挑戦となり、これまでのようなマイペースの逃げとはいかないかもしれないが、逃げて上がり33秒台でまとめた先行力は強力な武器となりそうなだけに、即通用しても不思議はない。

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