JRA菊花賞馬候補? 500万下のレースと侮るなかれ。注目ミスティックグロウが登場!
夏の新潟競馬も真っ盛り。今週、新潟競馬場に足を運ぶファンの注目レースは、日本で唯一の直線1,000mレース、通称「千直」と、サマーマイルシリーズの第2戦、関屋記念だろうか。
実は、密かにもうひとつ注目して欲しいレースがある。8月11日(土) 3歳以上500万下の8Rだ。「えっ? 500万下のレースが見所?」などと侮るなかれ。1頭の注目すべき馬が出走する。
それは、同級生たちが日本ダービーという世代の頂上決戦を繰り広げた翌週の6月3日にやっと東京競馬場でデビューに漕ぎ着けた一頭、ミスティックグロウ(牡3歳 美浦・武井亮厩舎)である。正直、この時期の3歳未勝利戦というのは、出走馬の関係者以外の競馬ファンにとっては、興味が最も薄れる時期のレースでもある。
ミスティックグロウは、独国(ドイツ)産の母ミスティックリップスの4番子で、父はオルフェーヴル。母の父は2,400mの英ダービー(GI)、愛ダービー(GI)、Kジョージ六世&QエリザベスS(GI)の勝ち馬で、Nijinsky系の名馬ジェネラス。ノーザンファームの生産馬で、一口馬主クラブのシルクレーシングで2500万円で募集された。いかにも凱旋門賞を狙ったかのような血統構成だが、こういった欧州血脈の競走馬は、日本のスピード競馬に対応できなかったりと、過去なかなか日本で大成できない馬も多い。
現3歳世代がファーストクロップの父オルフェーヴルは、ロックディスタウン、ラッキーライラック、エポカドーロと2〜3歳戦の早くから活躍する産駒を輩出したが、同馬は、熱が出たり、骨瘤がなかなか治らないなど体質が弱く、デビューがこの時期になってしまった。
去る6月3日のデビュー戦。スタートではゲートが合わず、後手を踏み、道中は後方2,3番手からの追走。もうこの段階でついていけないのかと思わせる走りに見えた。ところが、4コーナーを過ぎて直線に入り、吉田隼人騎手が大外に回して同馬を促しゴーサインを出すと豹変、直線だけで一気のゴボウ抜きで、14頭をまとめて追い込んで、先頭でゴールしてしまった。
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