真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.08.07 10:39
JRA菊花賞「本命候補」出現にルメール騎手も迷う!? 超大器グロンディオーズ、昨年キセキが歩んだ「菊花賞ロード」爆進!
編集部
後続をあっさりと引き離し、「大器」が秋の大舞台へ貴重な3勝目を手に入れた。
4日に新潟競馬場で行われた信濃川特別(1000万下、芝2000m)は、2番人気のグロンディオーズ(牡3歳、美浦・田村康仁厩舎)が3馬身差の完勝。これで通算4戦3勝とし、秋のラスト一冠・菊花賞(G1)へ大きく前進した。
12頭立てで行われたレースでグロンディオーズはやや出負けするが、鞍上のC.ルメール騎手が促すとすんなり好位に取りついた。逃げ馬を見るように3番手でピタリと折り合うと、1000m通過は60.8秒とまずまずのペース。そのまま最後の直線を迎えるまで、特に大きな動きはなかった。
新潟外回りコースの長い直線を迎えると、逃げていたキークラッカーを交わして先頭に躍り出るグロンディオーズ。後続も必死に追い掛けるが、その差が詰まらない。管理する田村康仁調教師が「外回りコースは良いのではということで、外回りの2000mに使いました」と話した通り、そこから長くいい脚を使うと最後は3馬身差をつけて完勝した。
この信濃川特別の昨年の勝ち馬は、後に菊花賞馬となるキセキ。それも本馬はキセキと同じルーラーシップ産駒と共通点は多い。それも本馬は兄に2500mの目黒記念(G2)勝ちのムスカテールがおり、如何にも3000mの菊花賞に向きそうなスタミナ十分の配合だ。
陣営も鞍上のルメール騎手が「この馬は跳びが大きくてスタミナがあって、良いペースを維持できます。長い距離も問題ない」とベタ褒めすれば、田村調教師も「距離は長ければ長いほど良いです」と、秋の「大目標」はすでに決定済み。問題は、どこをどう使って本番に挑むかだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛