
3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞(G3)穴は毎日杯2着のアーバンキッドと思いきや、実は同厩の「あの馬」が『超抜』の最終追い切り!

3日に福島競馬場で行なわれる、第65回ラジオNIKKEI賞(G3)。
3歳限定ながら唯一のハンデ重賞ということで、美味しいオッズにあやかりたいところだが、
土曜日時点で6番人気のアーバンキッドと7番人気のストーミーシーの2頭出しとなる美浦の斎藤誠厩舎に注目してみた。
どちらも重賞で2着の実績がある、ここでは格上の存在。そのためにハンデも56㎏と決して恵まれてはいないが、この2頭ではっきりと「明」と「暗」がわかれた。
「この中間も緩めていませんし、先週の追い切りでジョッキーが乗ってビシッとやっているので今日はサラッとやりました。この梅雨時期は調整に難しいところはありますが、良い状態でレースに向かえると思います」
斎藤調教師がそうコメントするのは、毎日杯(G3)で2着の実績があるアーバンキッドについてだ。「今日はサラッと」という言葉通り、今週は助手を背に南ウッドチップコースで追われ5F71.6-55.6-40.9-13.5秒と軽めの時計をマークした。
4月の毎日杯では前々で競馬を運び、3歳でも屈指の実力を誇るスマートオーディンと0.2秒差の2着。その実力を考えれば、6番人気はまさに狙い目と踏んでいた。
だが、どうやらそうではないようだ。
「前走のNHKマイルCでメジャーエンブレムを追いかけて16着に大敗していますが、これまでもレースを使うたびに相当前向きになっていたそうです。今回は距離が200m伸びるということで陣営は、折り合いの立て直しを中心に調整。その分、気性面での手応えはあったようですが、目標にしていたNHKマイルCと比べて状態には疑問が残りますね。不利な外枠を引きましたし、厳しい競馬になるのではないでしょうか」(記者)
確かに、アーバンキッドは今回初めて舌を縛って追い切りを行っているが、これも前向きさが出てきた折り合い面を考慮してのことのようだ。斎藤調教師はNHKマイルCから「緩めていない」と話していたが、この春の目標としていたレースを終えたばかりなのに体を休ませなかったのは、陣営に「気性面を整える」という目的があったとも受け取れる。
逆にNHKマイルCから放牧に出され、しっかりと充電を終えて挑むのが同厩のストーミーシーだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 東京ダービー(S1)JRA勢「大侵略」にTCKが対応策! 物議醸した「バルダッサーレ方式」アウトも根本的解決とは言えず……