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2018.09.01 11:40
JRA新潟記念(G3)ブラストワンピース異例ローテ「真相」を関係者が語る。530kg超えの「特殊体質」と競馬の常識を覆す天栄マジック
編集部
アーモンドアイは今年1月のシンザン記念(G3)で牡馬を相手に初重賞制覇を飾ると、そのまま放牧。ノーザンファーム天栄で調整されると、約3カ月ぶりのレースで桜花賞(G1)を勝利した。他にも同じシルクレーシング所属で、ノーザンファーム天栄で調整されたプリモシーンも、1月のフェアリーS(G3)からの直行で5着。王道トライアルを使わない「変則ローテ」が話題の的となった。
「あとは、ブラストワンピースの特殊な体質も理由の1つ。この馬は背中に疲労が溜まりやすく無理使いできないのに、巨漢で太りやすいという特殊な体質の持ち主で、周囲の関係者からも『非常に調整が難しい馬』と言われています。
実際にダービー後に一息入れたんですが、見る見る太ってしまい、取材した記者からは『まるで牛のよう』という声もありましたね。しかし、疲労が溜まりやすい馬なので、あまり激しいダイエットをするわけにも行かず……。
ただ本馬にとって幸運だったのは、やはりノーザンファーム天栄で調整されたこと。社台グループが誇る仕上げのスペシャリストが揃っていることもありますが、特筆すべきは昨年4月に改修を行った坂路コース。その高低差はブラストワンピースが所属する美浦トレセンの2倍で『如何に少ない運動で、高い負荷を掛けられるか』という、本馬の難しい状況に対して理想的な環境が揃っていました。
一時は太り過ぎでどうなることかと言われていましたが、どうやら日本ダービーと近い数字で出走できることになりそうです」(同)
新潟記念は3歳馬に実績がほとんどなく、勝ったのは1983年のアップセッターが最後。仮に勝てば35年ぶりの快挙となるが、その辺りもブラストワンピースの「変則ローテ」が懸念されている理由の1つだ。
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