JRA新馬ガルヴィハーラ「5馬身差」驚異の強さ! ゴールドアリュール産駒最後の大物誕生か
9月に入っても30度を超える真夏日の中、中山競馬場ダート1,800m新馬戦でゴールドアリュール産駒のガルヴィハーラ(2歳牡 美浦・萩原清厩舎)が驚異のデビュー戦を飾った。
ガルヴィハーラはC.ルメールの騎乗も相まって単勝1.5倍という断然の1番人気に支持された。ガルヴィハーラはふわっとスタートを決めると、馬なりのまま後方4番手でレースを進める。レースはブラックアルテミスとヨンクの2頭が引っ張り、ジーナアイリスが3番手で追走する展開となった。ガルヴィハーラは1コーナー、2コーナーと徐々に前段へ進出し、3番手のポジションにつけた。鞍上のC.ルメールが4コーナー手前から気合を入れると粘る先行勢をあっという間に捉え、直線ではエンジンがかかると並ぶ間も無く置き去りにし、終わってみれば後続を5馬身突き放しての圧勝。手綱の気合いだけでムチは一発も入っていないのだから、相当な能力の持ち主なのは間違いない。
レース後、鞍上のC.ルメールは「スタート後は捌きの硬さが目立ちましたが、徐々にスピードが上がってからはいいリズムで走れました」と同馬の能力を分かってか、勝って当たり前という風のあっさりしたコメントだった。
また、同馬を管理する萩原清調教師は「レース序盤は走りが安定しませんでしたが、終盤にかけては上手く流れに乗ることができ直線では余裕を持って先頭でゴールしてくれました。今日の勝利で今後が楽しみになりましたが、脚捌きの硬さは常に注意が必要ですから、あくまでも馬の状態を見ながら次を考えていきたいと思います」と勝って兜の緒を締めよと言わんばかりの慎重な姿勢。芝中心で組まれているJRAの2歳〜3歳のダート戦体系では出走するレースも限られており、地方交流も含め検討していくことだろう。今後の動向に注視したい。
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
















