
ローズS(G2)大混戦を断つのは「関係者絶賛」良血馬? 押さえておきたいこの1頭
G1前哨戦が始まった秋競馬の目玉レースのひとつ、16日(日)に阪神11R芝1,800mで行われる、第36回秋華賞トライアル・ローズS(G2)。今年の同レースは春の実績馬たちの相次ぐ故障で群雄割拠の様子を呈している。その中でも地味で目立たないが是非注目して欲しいのが、センテリュオ(3歳牝 栗東・高野友和厩舎)だ。
同馬の母アドマイヤキラメキは中央4勝で繁殖入りし、初年度産駒から3勝馬ラシンティランテを輩出。そして兄弟には4勝馬のネオスターダム、中央5勝・チャレンジC勝ち馬のトーセンスターダム、また母母からは現在種牡馬となっている京都新聞杯勝ち馬のトーセンホマレボシ、天皇賞(秋)勝ち馬のトーセンジョーダンがいる活躍牝系だ。その母から2015年4月8日に生まれた同馬はノーザンファームの生産馬で、後に一口馬主クラブのキャロットクラブで5,000万円で募集された。
センテリュオは新馬戦勝ち後、500万下クラスを勝ち上がるのに3レースを要したが、叔父トーセンジョーダンの息の長い活躍を考えると、これから力をつけ良くなってくるタイプだろう。前走の500万下都井岬特別ではスタートこそ悪かったものの、先行勢が有利の中、直線だけで3F上がり34.5という切れ味を見せて差し切っているあたり、平坦コースの京都コースも合いそうだ。
開業8年目の高野友和厩舎はノーザンファーム生産馬を多く預託されその中核を担う調教師で、毎年コンスタントに20勝以上を収める中堅どころ。過去には秋華賞、ジャパンC勝ち馬のショウナンパンドラや重賞勝ち馬のクルーガー、シャイニングレイ、ファンディーナを管理しているのも記憶にも新しいところ。今年は26勝、連対率2割5分、複勝率3割4分2厘と絶好調だ。
センテリュオは春のG1トライアルにも出走を検討していたが、新馬戦に騎乗した福永騎手をもって「かなりのポテンシャルを秘めているものの本当に良くなるのはまだ先だろう」、2戦騎乗した川田騎手も「背中の感触などは本当に素晴らしい馬ですが、まだ体がしっかりしていないですし、成長すればどんどん良くなると思います」。未完成ではあるものの、隠れた逸材なのは間違いない。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 【セレクトセール】JRAも驚愕の2日目!? ABCマートとラウンドワンも爆買い!ディープ産駒が1億から一瞬で4億7000万円へ!全体総括も
- JRA歴代G1最多コパノリッキーの「真実」。Dr.コパが語った武豊騎手引退式「爆弾発言」と田辺騎手「作戦会議in銀座」
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!