
JRAスプリンターズS(G1)「香港馬」ラッキーバブルズ急浮上!? 「この馬に分がある」週末の「台風」直撃で状況激変!
「チャンスだね!」
この週末、日本列島を直撃しそうな大型台風24号。特にスプリンターズS(G1)が行われる30日には関東地方の上陸が予報されており、雨の影響は避けられない状況になりそうだ。
そんな中、大雨を待ち焦がれている陣営がいる。香港からの刺客ラッキーバブルズ(セン7歳、港・K.ルイ厩舎)だ。
27日、小雨の降る中山競馬場の重い芝コースをものともせずに駆け抜けたラッキーバブルズ。追い切り自体は軽いものだったが、主戦のB.プレブル騎手は「馬場に出てからは動きも良く、少し柔らかくなっていた馬場を気分良く走っていました」と手応え。「馬場が渋ることになればこの馬に分がある」と、むしろ雨を歓迎している様子だった。
プレブル騎手は『日刊スポーツ』の取材に「香港のトップスプリンターというわけじゃない」と答えているが、香港は日本よりも遥かに世界的評価の高いスプリント王国。例え、トップスプリンターでなくとも、ラッキーバブルズは現地のG1馬だ。十二分な脅威であることは述べるまでもないだろう。
一昨年の香港スプリント(G1)では2着だったものの、アタマ差で競り負けたのは日本で高松宮記念(G1)を制したエアロヴェロシティ。ビッグアーサーやレッドファルクスといった日本の短距離王をまったく寄せ付けない走りだった。
さらに昨年のチェアマンズスプリントプライズ(G1)では、地元のスプリント王ミスタースタニングをクビ差で下してG1初制覇。同年の香港スプリントでは4着に敗れているが、勝ったミスタースタニングとは約0.4秒差。日本のレッツゴードンキや、ワンスインナムーンといったところは歯が立たなかった。
したがって本来なら、ここでも本命視されてもおかしくはない実力馬。だが、問題はここ1年間で明らかに着順を落としていることだ。さすがに「ピークは過ぎた」と考えるのが妥当なのだろうか。
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