GJ > 競馬ニュース > ルメール×フィエールマン  > 2ページ目
NEW

JRA菊花賞(G1)ルメール×フィエールマン「凶暴な鬼脚」が混戦を一刀両断か……「モノが違う」そのポテンシャル

【この記事のキーワード】, , ,

 同馬の母リュヌドールは、芝2,000m〜2,500mで活躍した仏国産馬で伊国のG1リディアテシオ賞勝馬。2015年1月20日生まれのノーザンファーム生産馬でフィエールマンはその5番仔。後に一口馬主クラブのサンデーレーシングで1億円で募集された1頭。ひとつ下の半弟ラストヌードルは先日新馬勝ちした。さすがノーザンファームが輸入してくるだけのことはある「勝ち味のある繁殖牝馬」だ。

 さて、フィエールマンの春シーズンは石橋騎手とタッグを組んでいた。だが、石橋騎手は菊花賞ではフィエールマンと同じサンデーレーシング所属のコズミックフォースに騎乗予定。

 ところが、コズミックフォース陣営はついてないようで、石橋騎手が直前に落馬負傷のため騎乗することができず、急遽、鞍上探しに奔走。結果、コズミックフォースの鞍上は浜中俊騎手となった(10月1週目の発表)。

 8月に菊花賞直行を発表していたフィエールマン陣営だが、9月下旬には鞍上C.ルメール騎手との発表があった。ルメール騎手といえば、春のクラシック戦線のお手馬はステルヴィオだったのだが、ダービーでは「直線半ばでバテてしまいました。2000mぐらいがベストではないでしょうか」と指摘もあったように、マイルから中距離適性がはっきりしたことで、毎日王冠からマイルCSに向かう。「社台グループのファーストオプションジョッキー」である.ルメール騎手が空いていたというのは、フィエールマンの陣営にはツキがある。

 今年の菊花賞において人気の一角になるであろうメイショウテッコンをラジオNIKKEI賞で最後方から追い詰めたとはいえ、福島の重賞で2着という実績しかないフィエールマン。普通なら蚊帳の外だ。当初、セントライト記念への出走プランもあったようなのだが、前走の激走もあって体調が整わず、重賞で賞金を加算できたこともあり菊花賞へはぶっつけ本番となった。普通に考えれば馬券的にも真っ先に切れる馬となる。

 だが、鞍上は163勝と今季のジョッキーリーディングを独走中のルメール騎手だ。成績をみても、この男を馬券の外にはし辛いだろう。

JRA菊花賞(G1)ルメール×フィエールマン「凶暴な鬼脚」が混戦を一刀両断か……「モノが違う」そのポテンシャルのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  2. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  3. JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  7. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?