真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.10.18 13:26
JRA菊花賞(G1)ルメール×フィエールマン「凶暴な鬼脚」が混戦を一刀両断か……「モノが違う」そのポテンシャル
編集部
同馬の母リュヌドールは、芝2,000m〜2,500mで活躍した仏国産馬で伊国のG1リディアテシオ賞勝馬。2015年1月20日生まれのノーザンファーム生産馬でフィエールマンはその5番仔。後に一口馬主クラブのサンデーレーシングで1億円で募集された1頭。ひとつ下の半弟ラストヌードルは先日新馬勝ちした。さすがノーザンファームが輸入してくるだけのことはある「勝ち味のある繁殖牝馬」だ。
さて、フィエールマンの春シーズンは石橋騎手とタッグを組んでいた。だが、石橋騎手は菊花賞ではフィエールマンと同じサンデーレーシング所属のコズミックフォースに騎乗予定。
ところが、コズミックフォース陣営はついてないようで、石橋騎手が直前に落馬負傷のため騎乗することができず、急遽、鞍上探しに奔走。結果、コズミックフォースの鞍上は浜中俊騎手となった(10月1週目の発表)。
8月に菊花賞直行を発表していたフィエールマン陣営だが、9月下旬には鞍上C.ルメール騎手との発表があった。ルメール騎手といえば、春のクラシック戦線のお手馬はステルヴィオだったのだが、ダービーでは「直線半ばでバテてしまいました。2000mぐらいがベストではないでしょうか」と指摘もあったように、マイルから中距離適性がはっきりしたことで、毎日王冠からマイルCSに向かう。「社台グループのファーストオプションジョッキー」である.ルメール騎手が空いていたというのは、フィエールマンの陣営にはツキがある。
今年の菊花賞において人気の一角になるであろうメイショウテッコンをラジオNIKKEI賞で最後方から追い詰めたとはいえ、福島の重賞で2着という実績しかないフィエールマン。普通なら蚊帳の外だ。当初、セントライト記念への出走プランもあったようなのだが、前走の激走もあって体調が整わず、重賞で賞金を加算できたこともあり菊花賞へはぶっつけ本番となった。普通に考えれば馬券的にも真っ先に切れる馬となる。
だが、鞍上は163勝と今季のジョッキーリーディングを独走中のルメール騎手だ。成績をみても、この男を馬券の外にはし辛いだろう。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!