【ファンタジーS(G3)展望】JRA「ハイレベル短距離娘」集結! 大物ダノンファンタジーに要注目
先週のアルテミスSに引き続き、今週3日に行われる阪神JF(G1)の前哨戦ファンタジーS(G3)。過去の出走馬をアルテミスS組と比較すると、クラシック路線の出世レースとはやや言い難いと思える、京都芝1,400mの戦いだ。
それでも振り返ってみると、さすがスピードの絶対値を必要とする2歳重賞である。過去10年で馬券に絡んだ出走馬には、後のフィリーズレビュー(G2)勝ちワンカラット、牝馬重賞戦線で活躍したヴィクトリアマイル(G1)勝ち馬ホエールキャプチャ、クイーンS(G3)勝ちアイムユアーズ、阪神ジュベナイルF(G1)勝ち馬ローブティサージュと、3歳・古馬になって1,600mまでの短距離を中心に活躍した馬が多数いる。
さて今年の出走メンバーはどうだろうか? 特別登録では11頭とやや寂しい出走頭数となりそうだ。その中でもいくつか注目馬を取り上げてみたい。
まず、有力視されそうなダノンファンタジー (2歳牝 栗東・中内田充厩舎)。父ディープインパクトの同馬は2017年のセレクトセールで、9,720万円で落札された馬。

ダノンファンタジーは、6月東京の新馬戦こそ2着に負けはしたものの、後塵を喫した相手は今後のG1戦線で上位人気は間違いないグランアレグリア。続く2戦目の9月の阪神未勝利戦では、2馬身差をつけてきっちり勝ち上がってきた。牝馬同士なら世代トップクラスの力はありそうだ。
次に、阪神ジュベナイルF勝ち馬レーヴディソールの半妹である良血馬レーヴドカナロア(2歳牝 栗東・斉藤崇史厩舎)。母レーヴドスカーの子供たちは確実に勝ち上がって重賞戦線に乗ってくる馬が多い。
同馬は7月札幌の新馬戦で、3〜4コーナーから前団に進出し、3F上がり34.8秒の脚を駆使して勝つあたりも、パワーとスピード両方を兼ね揃えている逸材だろう。産駒が好調の父ロードカナロア、今年、大躍進のシルクレーシング所属馬、鞍上C.ルメール騎手というのも人気を後押ししそうだ。
続いて、ディープインパクト産駒のレッドベレーザ(2歳牝 栗東・石坂正厩舎)。10月の京都1,400m新馬戦で勝ち上がった同馬。フルゲートながら、道中は中団でぴたりと折り合い、4コーナーも大外を回る距離ロスがありながらも1.1/4差をつけての完勝。性格が大人びている。ファンタジーSと同じコースを経験した強みが同馬にはある。どうやら、短期免許で来日するC.デムーロ騎手を鞍上に迎えるようだ。
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