真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.11.17 10:01
JRA「春のマイル王」モズアスコットに不安要素!? 安田記念勝ち馬に立ちはだかる「春秋統一マイラー」の高き壁
編集部
「絶対にパワーアップしたと思います」
ハイレベルな大混戦の様相を呈している今年のマイルチャンピオンシップ(G1)だが、どうやら「主役」は決まったのかもしれない。春のマイル王モズアスコット(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が15日、栗東の坂路で最終追い切りを行い4ハロン51.5秒、ラスト12.0秒の好時計を記録。手綱を執った絶好調男C.ルメール騎手は、大きな手応えを感じている。
「すごくいい感じだった。自分からよく動いていたし、時計も出た。フットワーク、息遣いも問題ない。絶対にパワーアップしたと思います」
21世紀世界最強マイラーと評されるフランケルを父に持つ大器が、充実の時を迎えている。見守った矢作芳人調教師も「52秒くらいを予定してたんだけど、思った以上の動き。一切無理はしてないので問題ないでしょう」と本馬の成長に目を見張っているようだ。
「大きく変わったというわけではないですが、春の安田記念(G1)を勝ってG1馬になったことを馬も理解しているのか、この秋になって王者の風格のようなものが出てきましたね。
普段の歩様も堂々としたものですし、足をすくわれた前走のスワンS(G2)からは明らかに上昇していると思います。以前は1400mの方が向いているという声もありましたが、落ち着きが出てきた今ならマイル戦の方がより良さが出そうな気もしますね」(競馬記者)
陣営も「以前は追い切り後にカイバを食べなくなることがありましたが、今はそういう面も改善されている」と、内面的な成長に手応えを感じている。史上7頭目の同一年春秋マイル王の座へ、まずは悔いのない状態で挑めそうだ。
ただ、決して死角がないわけではない。
PICK UP
Ranking
17:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
















