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JRAジャパンC(G1)R.ムーア「勝算」あり!? 過去10年以上”用なし”の外国馬が「好配当の使者」になれる理由

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ただ、そんなオブライエン調教師が出走に踏み切ったということは、勝算があるからこそ。厩舎のエースで、日本での経験値の高いムーア騎手が騎乗するなら無視はできないと思いますね」(競馬記者)

 昨年、当時のアイダホはG1未勝利でG2を2勝しているだけの存在と、今年のカプリよりも明らかに格下の存在だった。強いて挙げればキングジョージ6世&QES(G1)で3着していたが、これも勝ったエネイブルからは5馬身以上離されていたものだ。

 しかし、ジャパンCでは5着に好走。それも前を走っていたのはシュヴァルグラン、レイデオロ、キタサンブラックと日本のトップオブトップだ。この3強にはちぎられたが、4着馬マカヒキとはわずかクビ差の接戦だった。

 今年、マカヒキは残念ながら回避となったが「アイダホでさえ、マカヒキとほぼ互角だった」という事実は頭に入れておきたいところだろう。

JRAジャパンC(G1)R.ムーア「勝算」あり!? 過去10年以上用なしの外国馬が「好配当の使者」になれる理由の画像2

 また、そのアイダホは昨年のジャパンCへのステップレースとして出走したカナディアン国際S(G1)では5着だったが、今年の同レースで2着したのが、もう1頭の外国馬サンダリングブルーだ。

 重賞2勝ながらG1未勝利と、カプリよりもさらに人気薄になることが濃厚なサンダリングブルー。しかし、本馬は絵に描いたような晩成馬であり、特に今年のヨークS(G2)で重賞初勝利を上げてからの充実ぶりが著しい。

 特筆すべきは、8月の英インターナショナルS(G1)だ。3着に敗れたとはいえ、勝ったロアリングライオンはG1を4連勝していた欧州の中距離王者。そのロアリングライオンからは3馬身以上離されたが、今年のキングジョージ6世&QESを勝つなど、紛れもない欧州のトップホースである2着馬のポエッツワードからは、わずか半馬身差だった。

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