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JRA三冠「オルフェーヴル後継?」ゴール直前「横滑り」暴走!? 良血アルママの謎行動

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 またしても”金色の暴君”の血が騒いでしまったようだ。

 8日の中山競馬場第2R・2歳未勝利(ダ・1800m)で、アルママ(牡2歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が見せた走りが話題となっている。

 アルママは、父に3冠馬オルフェーヴル、母は12年のヴィクトリアMなど重賞を5勝しているホエールキャプチャ。一昨年のセレクトセールにて、マイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏がディープインパクト産駒以外では最高落札額となる1億7000万円で落札していた。

 絵に描いたような良血のアルママ。岡田総帥は「種牡馬にさせようと思って高いお金を出した」と語り、そして「走ってみないとわからない面はあるが、筋肉の質はとにかく素晴らしい」と絶賛していた。

 多くの期待が寄せられていたアルママだが、新馬戦を2着で終えると、未勝利戦でも6着、2着と惜しい競馬を続けてしまう。この結果に陣営もテコ入れが必要だと感じたのか、4戦目でダートに初挑戦。だが、ここで悪い意味で父を彷彿とさせる走りを見せてしまった。

 柴田大知騎手が騎乗したアルママは2番人気に支持された。レースで好スタートを見せ、ハナを奪い、後続に3馬身差をつけてレースをリードしていく。そして最後の直線では鞍上のムチに応えるように加速し、後続を突き放す。

 このまま逃げ粘りでの初勝利か……、と思いきや、残り100m地点からアルママが大きく内ラチにヨレてしまう。柴田騎手がなんとか態勢を立て直したため柵への激突は避けられたものの、結局この行動が遠因となり、4着に敗れてしまった。

「パトロールビデオを見ると、アルママはまるで反復横跳びをしているかのような動きを見せています。管理する畠山調教師によれば、ラチの支柱の間隔が広くなっている目印として白いテープが張られているのですが、これが目に入ってしまい、そこへ飛び込もうとしたためとのこと。

 今回は柴田騎手が立て直したからよかったものの、一歩間違えれば他馬を巻き込んだ大事故にも繋がりかねませんよ。しっかりと修正してもらいたいですね」(競馬記者)

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