真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.07.24 07:10
【夏季特別企画】史上最強世代・最後の一冠『菊花賞の行方を占う』Vol.6「武豊に『フランスへ行きましょう!』と言わせた超良血馬が帰還!名牝エアグルーヴの末裔はラスト一冠に間に合うのか」
編集部
実際にこの新馬戦は、同じ血筋を持つ従弟のドゥラメンテが圧倒的な強さで春二冠を達成してから、わずか1カ月後のこと。近親ポルトフォイユの圧勝劇に夢が膨らむのも当然のことだろう。
しかし、ポルトフォイユはその後、屈腱炎を患い長期休養を強いられていた。
復帰できたのは、もう日本ダービー(G1)もとっくに終わってしまった今月中頃。皮肉にもダービーを勝ったマカヒキが凱旋門賞出走に向けて、国内調整を行っている最中だった。
常識的に考えて、復帰戦は早くても来月。例えそこで勝ったとしても、近日中にさらにもう1勝を重ねるか、トライアルで出走権を獲らない限り、来る最後の一冠・菊花賞(G1)への出走は難しい。再発の危険性がある屈腱炎で休養していた馬には酷なローテーションだ。
しかし、今では競走馬に対する医学も進み、屈腱炎は昔で言われるほど「不治の病」ではない。実際にウインバリアシオンやカネヒキリといった名馬も、ほぼ能力を失うことなく屈腱炎からのカムバックを果たしている。
名牝エアグルーヴの一族にとっての菊花賞は、フォゲッタブルがハナ差の2着で涙を飲み、ドゥラメンテの三冠の夢も骨折によって届かなかった因縁のレース。
名手・武豊が惚れ込む一族の末裔ポルトフォイユは、最強世代のラスト一冠を争う舞台にその名を連ねられるだろうか……まずは、復帰戦を心待ちにしたい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- 【京都新聞杯(G2)予想】穴馬ジューンテイクに浮上の余地あり! 抜けた馬がいない混戦模様、狙いは重賞好走歴のある人気薄
- リバティアイランド、ドゥレッツァ「戦線離脱」に思うドゥラメンテの儚さ。そして思い出されるアグネスタキオンとの共通点
- 【NHKマイルC】世代わずか「6頭」も驚異の高打率! ジャンタルマンタル、ノーブルロジャーの父に「第2のスワーヴリチャード」の期待
- 【NHKマイルC】100万馬券の使者はロジリオンとシュトラウス!? 過去に飛び出した100万馬券から超穴馬を読み解く!
- 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
- 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
- ステラヴェローチェに並ぶ「最速」を記録、メイショウタバルの毎日杯は凌駕…大注目の惑星が日本ダービー前哨戦に登場!
- 【NHKマイルC】大注目の15番マスクオールウィンに「8年連続連対中」の追い風!?「令和のNHKマイルCの法則」とは
関連記事
【夏季特別企画】史上最強世代・最後の一冠『菊花賞の行方を占う』Vol.5「名門トウショウ牧場『最後の大物』トウショウビクターが『狂気の血』を継承」
未だローテーションが不明なエアスピネル。「5強」の一角が狙うべきは「盾」か「菊」か……?
【夏季特別企画】史上最強世代・最後の一冠『菊花賞の行方を占う』Vol.4 「期待度はロブロイ・クリスエス級。名門・藤沢厩舎の大器が『決戦の秋』に備える」
【夏季特別企画】史上最強世代の『最後の一冠・菊花賞の行方を占う』Vol.3「昨年のアンビシャスに次ぐ”大物”出現か。ナリタブライアン、キズナの系譜を継ぐ良血馬が覚醒の兆し」
【夏季特別企画】史上最強世代の『最後の一冠・菊花賞の行方を占う』Vol.2「ウオッカ産駒の超良血馬に圧勝!ナカヤマフェスタに眠る『晩成の血』が目覚める!」