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JRA「ウオッカ最高傑作?」タニノミッション「元サヤ」始動!? 兄弟にない「強み」は

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 12日、中山競馬場で行われるフェアリーS(芝1600m)を除外となり、同日の京都9R白梅賞(500万下 芝 1600m)出走となるタニノミッション(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)。桜花賞と同距離の混合戦、重要な始動戦となる。

 フェアリーSの事前予想では、大手競馬サイト「netkeiba.com」で想定オッズ1番人気となっていたタニノミッション。父Invincible Spirit、母ウオッカ、その父タニノギムレットという血統だ。

 父のInvincible Spiritは現役時代のG1勝ち鞍は11番人気の人気薄で挑んだ英・スプリントCの一勝だけであったが、種牡馬入りしてからは当時の初年度産駒の勝ち上がり頭数の世界記録を更新(35頭)。その後も仏G1・モーリス・ド・ゲスト賞を3連覇したMoonlight Cloud、日本でもUHB賞を勝ちG3・京成杯でも3着したイッテツなどを輩出している。母のウオッカは64年ぶりとなる牝馬でのダービー制覇を達成した名牝であり、まさに超良血といったところか。

 しかし、そのウオッカはこれまでFrankel、See the Starsと言った超一流種牡馬を配合されながら現4歳以上の4頭中2頭が未勝利、最も活躍したと言えるタニノフランケルでさえ準オープンを勝っただけと、G1・7勝を挙げ顕彰馬ともなったこの馬のことを考えるとどうしても物足りなく感じてしまう。

 そこで父が前述のInvincible Spiritに変わった本馬だが、きょうだいの中で初めて新馬戦での勝利を飾った。好スタートから控えて2列目での好位での競馬。直線に入り追い出されると、良い反応で伸びて前を交わしていた。50.2-46.6という全体時計であり、新馬戦らしく超スローな展開。上がり3Fの33.4という数字も直線で進路を探す場面があってのものである。これまでのウオッカの仔、タニノアーバンシーやタニノフランケルなどとは違い、終いの切れ味が印象的なレースであった。

 その後、母ウオッカとの母娘制覇を懸けて挑んだ阪神JFは中団後方からの競馬で7着という結果だったが、初めての揉まれる競馬、そして一気に相手が強くなったことを考えると、ここでの経験がきっと活きるはずだ。

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