
JRAも驚愕「黒魔術」でスタッフ絶望!? 世界最強ゴドルフィン「3週間で痩せろ」”珍指令”に栄養士が危険性指摘
「騎乗スタッフは馬に乗ることが仕事なので当然、日頃から体重管理をしなければなりません。実際に日本の牧場でもスタッフの規定や、求人の際に体重制限を定めているところは少なくありませんし、JRAの厩務員課程の応募資格でも60kg(または65kg)以下という制限がありました。
ただ、外国人は基本的に日本人よりも大柄ですし『3週間で痩せろ』は、人によっては過酷ですよね……。
ゴドルフィン側は、支援が受けられるジムを提供するなどのケアを行うとのことですが、体重を絞ることができず騎乗できない期間は当然、待遇面で違いが出てくると想像できます。不満に思うスタッフもいるでしょうし、強引な手法で体重を落とそうとする人もいるかも。栄養士のマーティン氏が懸念するのは無理もないでしょうね」(競馬記者)
マーティン氏はさらに英レーシングポスト紙を通じて、騎手が「1/2ストーン(約3.18kg)を落としたいと言ってくるとき、私たちは少なくとも6週間は必要だと考えます」とコメント。
その上で「減量が必要なスタッフが唯一実践できるのは、騎手たちが日々やらざるを得なかった方法」と専門的な視点から過酷な状況を説明し、発汗、断食、便秘薬の服用や自己誘発性嘔吐といった強引な手法を”黒魔術”と過激な表現を用いて危険性を指摘している。
「私たちは騎手たちにこれらの方法を実践してもらいたくありません。やめるように忠告しています。厩舎スタッフも絶対にやめたほうがいい」と、改めて強引なダイエットを控えるよう警告を鳴らしているようだ。
ゴドルフィンは「ほぼすべての騎乗スタッフの体重は67kgを下回っている」と話し、「そうでないスタッフは、健康的な方法で減量を行うために手厚く支援される」と、今回の指令の安全性を強調。ただ、各国からエリート中のエリートが集まっている世界的組織だけに、スタッフ間の”競争”も過酷に違いない。追い詰められたスタッフが、無理な減量を行わないことを祈るばかりだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新「最強マイラー」に降りかかった予想外の火の粉…「名義貸し」の発覚したオーナーは馬主資格をはく奪、不運の名馬トロットサンダー【競馬クロニクル 第41回】
JRA宝塚記念(G1)横山典弘「息子愛」でタイトルホルダー救った!? 好アシストに陣営からも感謝の声、横山和生が「最大のピンチ」を脱した裏側
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA今村聖奈「大ブレイク」の陰で悲痛な叫び。「何のために騎手になったのか」乗鞍激減、レース開催日に”お留守番”続出
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし