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フィリーズレビュー(G2)坂井瑠星「騎乗停止」に賛否両論!?「強引な突破」か「思い切りの良さ」か……背景にある問題点とは

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「一部のファンからは『念願の重賞初制覇ができたのなら、2日間の騎乗停止くらい痛くない』という声も……。

ただ現行の降着ルール上では、そんな意見も完全には否定できません。以前と違って今は、ほぼ降着が発生しないので、結果的に『(ラフプレーを)やり得』のような状況が続いています。

無論、坂井騎手には意図的にルールを犯すつもりはなかったはず。多くの審議対象と同じように勝負に行った結果、起こってしまったことでしょう。ですが、現状はほぼ降着がない以上、多少のラフプレーでも『勝ちは勝ち』という考え方が、どうしても出来てしまいます。

ですが、それはラフプレーを助長する可能性がある危険な発想だと思いますね」(競馬記者)

 記者の話によると実は坂井騎手は昨年12月にも、今回とほぼ同じ「強引な馬群割り」を行った結果、処分対象になっていたという。

 しかしその際は、騎乗停止一歩手前の過怠金10万円の処分だった坂井騎手。今回の騎乗停止は「ほぼ間違いなく前回の処分が関係しているでしょうし、”合わせ技一本”のような処分なのでは」とのことだった。

「まず師匠の矢作先生に伝えたいです」

 レース直後の勝利騎手インタビューでは重賞初制覇の喜びをそう語っていた坂井騎手。だが、師匠は愛がありながらも、厳しく礼を重んじることで知られる矢作芳人調教師。おそらく後で大目玉を食らっているのかもしれない……。

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