Mリーグ多井隆晴「どうやったら彼女できんの?」を白鳥翔がメッタ斬り!? 「とりあえず○○をやめなさい!」【渋谷ABEMAS対談インタビュー】
多井:人によって前後はありますけど、だいたい30から40歳くらいですかね。
瞬間的な反射神経だったり、牌譜を覚えたりする記憶力は当然若ければ若いほどいいんですけど、そういった麻雀の”お勉強”の部分も、実はトータルの20%程度しかないんですよね。
――皆さん、あれだけ日々勉強されているのにトータルの20%程度しかないんですか!?
多井:というのも麻雀は自分一人でやるものじゃなくて、人対人ですから。「この人は、ここで何をしてくる」とか、いわゆる人読みの部分とか、経験則に基づいた「ちょっとした勝負勘」だったり……この辺りは40、50、60と歳を重ねるごとに、どんどん蓄積されていくものなんです。
――年齢に応じて下降する肉体的なステータスと、年齢を重ねるごとに上昇する経験的なステータスとの「合計値」が最も高くなるのが、ちょうど30から40歳くらい。
多井:そういうことですね。僕はすでに今年47歳で、一般的には年齢との闘いになってるんですけど、とにかくトータル的な能力を落とさないように必死です。
幸い、土田さん(浩翔、最高位戦日本プロ麻雀協会)や金子さん(正輝、同)とかベテランの方からは「多井は相当ゆっくりのスピードでしか落ちないね」とお墨付きをいただいているんですけど、僕としては肉体的な能力の低下を、日々の研鑽による経験則で上回り続けて「ずっと上昇し続けたい」ですね。
将棋の羽生(善治)さんも48歳ですし、競馬の武豊騎手も50歳でまだまだ成長し続けてるじゃないですか!
――この半年間チームメイトとして、そんな多井さんを間近で見てきた白鳥さんにとって、多井さんの「強さ」ってどこにあると思いますか?