EX風林火山・勝又健志&滝沢和典が語る! 激戦のMリーグ2018で明かされた滝沢「完全復活」の真実【書籍出版記念インタビュー】

麻雀の奥深さを物語る「テーマがないことがテーマ」

――なるほど。滝沢さんの好成績は本人の実力も然ることながら、チームが一丸になって生まれたものというわけですか。

今回出版された『滝沢和典のMリーグ戦記』では、そんな滝沢さんの試合中の思考が、かなり深いところまで記載されています。非常に、読み応えのある内容でした。

滝沢:本当はバシッとしたテーマがあった方が、読者としてもわかりやすいと思うんですが、今回はあえてそういったテーマを持たずに書きました。

――確かに、タイトルに「戦記(戦いの記録)」とあるように戦術本というよりは、滝沢さんが試合中に感じたこと、状況を受けて思考を巡らし、実際に行ったことをまとめた「研究レポート」という感じでした。試合中の滝沢さんの思考が見えるというか。

滝沢:そうですね。中には結論が出ずに申し訳ないシーンもあるんですが、1つのやり方や思考に縛られず、その局面、局面を臨機応変に対応しないといけないのが麻雀だと思うので、その辺りが伝わってくれれば。

テーマはないんですけど、強いて挙げれば「テーマがないことがテーマ」ということです。

勝又:麻雀はすごく複雑なゲームで、滝沢さんにしても僕にしても、今でも日々強くなってるなと思っています。足りないことが、まだまだ山ほどあって……。それと同じで相手も日々どんどん進化しているので、その都度、研究が必要になってきます。

――なるほど! 滝沢さんの『Mリーグ戦記』、勝又さんの『麻雀IQ220の選択』。どちらも現時点での“集大成”という感じで「何年か後に、改めて読み返してみたい一冊」だなと思います。

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